時差ボケてる。
1時頃寝たのに、4時過ぎに目がさめて、もう少し寝たいのに眠れなくなってしまった。
昨日は泉谷しげるのライヴでそれなりに体力つかったはずなのにな。
何せ6時開演で、休憩挿んだとはいえ、終わったの、10時近く。
全36曲、3時間半以上を、泉谷はゲストも迎えず一人で歌いきったのだ。
や、泉谷の話は長くなるのでまた後日書くが、僕は立ちっぱで、熱くなって観てたんで、夜はよく眠れると思ってたんだけど。
♪眠れな~いヨルぅ~……じゃなくて、アサぁ~。
前の記事の通り、7日発で、ニューヨークに行っていた(一昨年の秋のアシャンティ取材以来か)。
泊ったホテルから2分歩けば行けちゃうマジソン・スクエア・ガーデンでは、前日(6日)、ブジュ・バントンのライヴがあったようだ。TimeOutで知ってガックシ。観たかったなぁ。
ともあれ着いたその夜はいつものようにいい感じで酔っ払って、翌日の夜は呑んべの姉さん……そう、エイミー・ワインハウスのライヴへ。
5月8日(火)、
HIGHLINE BALLROOMで、エイミー・ワインハウス。
16TH ST BETWEEN 9/10 AVEに最近できたらしい新しいハコで、キレイだし、大きさもちょうどいいし、観やすくていい感じ。2階は飲み食いしながら観ることのできるテーブル席がいくつかあって、思いだすのは日清パワーステーション。
5月~6月の出演者を見ると、名の知れたところではミシェル・ンデゲオチェロ、ローリー・アンダーソン、タリブ・クウェリ、モス・デフ、ブランニュー・ヘヴィーズ、イアン・ハンター、パパ・グロウズ・ファンク、ピーチズなどの名前があって、つまり、ロックもヒップホップもジャズもファンクもありのようだ。
前座はUK繋がりってことで、UKで売れてる男性シンガー・ソングライター、パトリック・ウルフ。
先頃3枚目になるアルバムが出たそうで、けっこう評価されてるところではされてるらしく、日本盤のリリース予定もあるのだそうだが。僕は初めて。
最初に音を聴いていたらまた印象は違ったのかもしれないけど、いきなりライヴを観た感想としては……。
う~ん、ぶっちゃけ、きっついな。
彼、短パン……というより半ズボンと言いたくなる衣装で、ハイソックスで。
お尻のとこ、穴があいてて、進行するにつれて徐々にその穴が大きくなっていってて(わざとじゃあるまい?)
なんだろ、80年代のニューロマとかが一周して、それがもっとあっけらかんと屈折なく今に蘇えったみたいなニュアンスなんかなぁ。
ソフトセルとかヴィサージとか、あのへんの感じを思い出さなくもない。
けっこう演劇性が強いステージ運びのようでもあったけど、でも、どうも自己満足的。
曲もなんか一貫性がないように感じられたな。
「マイ・ネーム・イズ・プリンス」(プリンス)みたいなのがあったり、ダークなエレポップ調みたいなのがあったり、かと思えば「カモン・アイリーン」(ディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)みたいな陽気な曲があったり。
まあ、ビジュアル抜きにして、ラジオから流れてきたら、きっと「いいじゃん」と思える曲もあったので、先にも書いたように音だけ聴いたら違う印象を受けるのかもしれないですけどね。
The Magic Position/Patrick Wolf
休憩の間に、フロアに客がどんどん増えた。
客層は、どちらかというと大人め。
そんなに若いコはいないみたい。
さあ、いよいよエイミー・ワインハウスのライヴだぁ~。
説明するまでもないと思うけど、とにかくUKでのこの人の人気爆発っぷりはすごいですからね、2nd『BACK TO BLACK』リリース後は特に。
ジョス・ストーンも、新作を作っている間、「最近の音楽は聴かないようにしていた。けど、エイミー・ワインハウスだけは聴いていた。彼女はリアルだから」と言ってたものだったし。僕も輸入盤を買って聴いて、はまりまくっていたもの。
で、現在はアメリカでもけっこう売れ出しているところで。
今回のNY公演は2日間だが、両日ともチケットは完売だったようだ。
さて。まずバンドが華やか。
ギター2人、ベース、ドラム、ホーン3人、男性ダンサー2人。
楽器奏者はみな落ち着きがある感じ、で、エイミーさんはといえば実はそんなに動くわけではない。その分、黒人ダンサー2人が、横で「糸ぉ~巻き巻き」ダンスを始めクルクルと終始弾むように踊っていて、その対比が面白い。
エイミーさんとしては、「盛り上げ役はあんたたちに任せてっから」ってな感じなんでしょうが、このバンド全員の絵のなり方がいいのだ。
ものすごい歌唱力で圧倒するってわけではないし、本人の踊りがついてくるわけでもない。むしろ淡々と歌っているような感じなんだけど、やはり彼女の歌はなんとも言い難い、いい雰囲気がある。
佇まいとしては、場末のブルース・シンガーっぽくもあるかな。
鶯谷とか日暮里のスナックなんかで歌っても似合いそうな(?)
黒ビールだったのか赤ワインだったのか判明できなかったが、とにかくそんな色の飲みものを、曲の合間にクイクイいって、また歌いだす。
呑むほどに調子があがってくタイプなんでしょう。
ヒット曲「REHAB」は、CDで聴くよりテンポが早かったな。
あと、「ME&MR JONES」。これ、歌ってくれ~と騒いでる客が多く、そのイントロが流れた時はずいぶん沸いてたよう。僕も好きですね。
余計なサービス精神などはなく、私はただの歌手なんだから、ただ歌をうたうの。
そういう姿勢を持ってる人なのだなと、そんなことを思ったライヴだった。
終演後、会場で待っていると、本人が出てきてくれて、挨拶。
日本のユニバーサルのスタッフにNY在住のライターさんたちにと、そこに日本人がたくさんいたことに、エイミーさん、キョトン。
それでも、笑顔で記念写真。想像してたより、ちゃんとした人っぽいじゃん。なんて思ったりも。
因みに、その場に一緒にいたNY在住のライターのひとり、池城さんも、ブログにこの日のライヴのことを書かれてます。パトリック・ウルフ君のところが笑えるので、左の「お気に入りブログ」のところをクリックしていってみてみて~。
5月9日(水)
エイミー・ワインハウスの泊っている某ホテルにて、インタビュー。
実は前日のライヴ後に急遽できることになったのだ。
時間は10分。
長いインタビューは本人の集中力が持続せず、無理とのこと。
僕の先にまずNさんのインタビューがあって、それで本人の集中力が途切れたのか。
なるほど、途中から腕をかいたり、欠伸したりと、「たりぃ~なぁ。そろそろ終わってくんないかな」光線が出てたようだった……けど、なんとか頑張ってもらって、結局、12~13分くらいはでき、まあ、それなりに用意していた質問はほぼ訊くことができた。
質問と答えが明らかにかみ合ってないところもありましたけどね。
印象的だったのは、最初に昨夜のライヴの感想を伝えた時のこと。
大抵、「いいライヴでした」みたいなことを言うと、アーティストは嬉しそうにしてくれるものだが、エイミーったら僕の感想などには興味がない様子……というか、なんか、褒められるのが嫌いなタイプのようだ。
やはり一筋縄ではいかないアーティストよ。
でも、なんというか態度と答えにブレがなく、ああ、この人はこういう人なんだなと自分なりの捉え方に確信が持てたインタビューでありました。
- Amy Winehouse
- Back to Black
サラーム・レミとマーク・ロンソンのセンスが光る2nd。
6曲目「LOVE IS A LOSING GAME」が僕は大好きでして。
死ぬほどいい曲だと思いません? これ。