10月23日(月)


ノラ・ジョーンズとビートルズの新作を視聴したあと、一度家に帰って、ちゃちゃっと短めの原稿を書き、出直して南青山へ。


ブルーノート東京で、ジャッキー・ネイラー(2ndショー)。


最近出た2枚組みのライヴ盤『イースト ウエスト ライヴ』を気持ちよく聴いてたところだったので、いい機会だと思い観に行った、カリフォルニア州サラトガ生まれの女性ジャズ・シンガー。

そんなにお歳はめしてないと思うが、とっても落ち着いた雰囲気を醸し出す。

いい意味でのイナタさがあり、それを温かみとも換言出来るヴォーカルで、じんわりと。


ジミ・ヘンの「エンジェル」とかトーキング・ヘッズの「ワンス・イン・ア・ライフタイム」なんていうロック曲も歌うが、とがらないアレンジを施し、ほどよくジャズに消化。

これらはライヴ盤にも入っているが、向こうでのウケがいいのだろう、きっと。


ただ、場内、えらく静か。

なかなかいい味を出してるんだから、もうちょい声を出して反応してあげればいいのに、と思う。

だからか、彼女は本編を終了し、そこで普通なら一度引っ込んでアンコールに応えて再登場するものだが、引っ込まずにそのままその場ですぐアンコール曲を歌い始めたのだった。

プライドがそうさせたのかな。



急ぎの用があったので、終わってすぐにブルーノート前にとまっていたタクシーをつかまえて帰る。

その運転手さんは、いつもブルーノート前に車をとめて待っているのだそうだ。

ジャズにも詳しいらしく、ショーの感想を訊かれたり、昔観た誰々のライヴはどうだったといったことを休みなく話しかけてくる。

「この前は、評論家の方を乗せましたよ」と運転手さん。

「そうですか」としか応えなかったが、案外僕も知ってる人だったりして。







『イースト ウエスト ライヴ』

(WHD Entertainment)