前の記事の続き。

最近は、このへんのライナー、書きました。


まずは、

ニーナ・ゴードンの『ブリーディング・ハート・グラフィティ』。


元ヴェルーカ・ソルトのニーナさん。

実に6年ぶりとなる2ndソロ作。

なんで6年もかかっちゃったんだ?って話ですが、そのへんについても、電話インタビューによる彼女の言葉を混ぜつつ書いたんで、知りたい方は日本盤をぜひ。

今のところ雑誌にはどこにも書いてないので、このライナーでしか読めない貴重なインタビューのはず。

実はニーナさん、今、妊娠されているそうで、11月に出産予定だそうな。

「赤ちゃんが生まれてくる前に、このアルバムを発表出来たことは、私にとってすごく大きいわ」と、彼女。


ところで、コリーヌ・ベイリー・レイは意外にもヴェルーカ・ソルトに影響されてバンドを始めた……っていう話は、コリーヌのライナーなどにも書いたことだが、そのことをニーナさんに伝えると。

「えっ、本当? そうだったのぉ~~??  今、彼女の看板広告が街中に溢れてて、アルバム評もたくさん目にしたけど、実はまだ彼女の音楽を聴いたことがないの。でも、嬉しいわ。ヴェルーカ・ソルトで活動したことを今も誇りに思ってるから、私の音楽に影響受けたアーティストがいるなんて聞くと、感激しちゃう。やってた甲斐があったなって思うわ」


因みにヴェルーカ・ソルトは90年代を駆け抜けたバンドで、現在はもう一人の中心メンバーだったルイーズ・ポストがバンド名を引き継いで活動中。奇しくも、こちらの新作もそろそろのようだが。

ぶっちゃけ、ニーナは、ルイーズがヴェルーカ・ソルトとして今も活動していることを、どんなふうに思っているのだろうか。

それを訊いてみると……。


「私の脱退後もルイーズがヴェルーカ・ソルトという名前を使っていることには、正直、困惑しているわ。彼女が新しいミュージシャンを見つけてきて、同じバンド名で活動を続けたこと、そして未だに名前を変えないことに、驚いている。ヴェルーカ・ソルトは私とルイーズが一緒に築き上げたグループであり、誇りに思うグループだっただけに、私は傷ついたし、彼女が音楽を続けるなら本名か違うバンド名で新たなスタートをきってほしかった」


こういうゴタゴタって、けっこうありますよね。



(9/27発売・ワーナー)





それから、

キャシー 『CASSIE』。

書くべきかどうしようか迷ったんだが、結局ちらっと書いたのが、「me&U」のリリックのこと。

最初、僕は全然気付かなかったんだが、教えてもらって、ああ、そうだったんだな、と。

これ、フェ○○○のことなのね。

まあ、キャシーちゃんたら。


そんな中、You Tubeで、「me&U」のUNOFFICIAL VIDEOを発見。

わっ、エロっ!

こちらはリリックに忠実な映像で、なるほど、こりゃUNOFFICIALになるはずだなと。

これは、あれですかね。先にこっちを撮ったものの、これじゃアイドル的な広げ方が出来んわってんで、ダンス・レッスンに励むオフィシャルのPVを撮り直したってことなんですかね。まあ、そういうことだよね。


はい。えっと、彼女のことについてはこちらに飛んでいただくことにして。

http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10016419117.html



(10/11発売・ワーナー)





続いては、

トレイシー・ソーン 『遠い渚~ディスタント・ショア』

82年発表作品の、紙ジャケ再発盤。


10/25にエヴリシング・バット・ザ・ガールの旧譜がドバッと紙ジャケで出るんだが、トレイシー・ソーンとベン・ワットのそれぞれのソロ作、及びトレイシーがやってたマリン・ガールズの作品も同時に出ることになり、ライナーはいろんなライターさんが新たに書き下ろす、と。で、僕が担当したのが、これ。


大好きだったんだぁ、本当に。

トレイシーのこれと、ベン・ワットの『ノース・マリン・ドライブ』は、エヴリシング~のアルバムよりもよく聴いてた。

ジャケットも好きで、どっちも壁に飾ったりしてた。


ライナーにもちらっと書いたけど、このへんのアルバムって、音が鳴った瞬間に「あの頃」の記憶の風景がバ~っと蘇ってくる、そういう装置のようなもの。

トレイシーのこのアルバムの曲とか、ベン・ワットのアルバムの曲とか、あとはウィークエンドの曲とか、少しあとだけどアンテナの『プレイ・バック』の曲とか、そのへんまとめてカセット・テープに録って、西伊豆まで海を見に行ったりしましたよ、当時の彼女と。

題して「海を眺めながら聴きたい曲集」。

あの頃、僕は若かった。

まあ、そんな記憶も蘇る、思い入れタップリの一枚。


それにしても、この盤に影響されて、その後、いろんな盤が生まれもしたよなぁ、と。

最近も、sakanaの『sunday clothes』(←好き!)を聴いたりしながら、しみじみ思ったりするわけです。




(10/25発売・インペリアル)