え~っと。
今頃、それ書くんかい!と、つっこまれるのは承知の上なんですが。
書く書くって書いといて、そのまま書かずじまいってのも嘘つきみたいでなんなので。
今更だけど書きますね。
因みに、その1を書いたのは6月10日。
クリスティーナの新作の音を試聴して、インタビューしたのは、6月6日。
もう2ヶ月も経ってんじゃん!
大体、もうアルバム、出てんじゃん!
意味ないじゃん!
はい。その通りです。ホント、すいません。
なんつうか、まあ、記録ってことで。
ああ、こんな感じだったんだなと思っていただければ、と。
ま、いいや。御託はこのくらいにして……。
6月6日(火)、L.A.のホテル、The Regent Beverly Wilshireにて。
その1で書いた通り、この日はまず午前中にリスニング・セッション。
ここで聴けたのは、14曲。
「イントロ(バック・トゥ・ベーシックス)」
「プレイ」→これはその後、タイトルが「メイクス・ミー・ワナ・プレイ」に変更。
「バック・イン・ア・デイ」
「エイント・ノー・アザー・マン」
「アンダースタンド」
「オー・マザー」
「エンター・ザ・サーカス」
「ウェルカム・ソング」→これは「ウェルカム」に変更。
「キャンディマン」
「ナスティ・ノーティ・ボーイ」
「アイ・ゴット・トラブル」
「ハート」
「サンキュー」
「スロウ・ダウン・ベイビー」
聴きながら、感じたことをダッとメモってて、それをこのブログで逸早くみなさまにお伝えしようと思っていたのだが、そのまま月日は過ぎてしまい、もうアルバムは発売されちゃいましたとさ。ナハハハハ。すまん!
まあ、今、メモを読み返すと、やたらとアホみたいに「かっこいい」という文字ばかりが踊っていたりするのだが。
で、リスニング・セッションのあと、一度部屋に戻り、質問をまとめながらインタビュー時間を待つ。
そして時間になり、クリスティーナが待つ部屋へ。
彼女は、ソファーに座っていた。
こういう時、大抵のアーティストは立って挨拶の握手をするものだが、彼女は座ったまま、ここへどうぞといった感じで向かいの椅子に顔を向ける。
僕は座ったままの彼女に、自分から(半ば強引に)握手を求めて、挨拶してから座る。
胸のあいたグレーのワンピースで、プロンドの髪と真っ赤な口紅が際立っているクリスティーナ。
まさにアルバムの写真通りのあの感じ。
写真をお見せ出来ないのが残念だ。
ふと見ると、テーブルの上にあったコップにも赤い口紅がついていた。
決められていたインタビュー時間は20分。
15分経ったくらいで、スタッフからの巻きが入る。
まあ、ビッグ・アーティストのインタビュー時間というのは、いつも大抵そんなものだ。
しかし、このインタビューは、20分という時間のわりには充実したものになったと思う。
理由はクリスティーナがプロフェッショナルだからだ。
彼女は僕が質問すると、間髪あけずに答えを返してくる。
しかも、よどみなく。欲していた以上に“使える”言葉を。
とにかく頭の回転が早い人なのだ。
プロモーションのなんたるかと、その要領をわかっている人なのだ。
逆に言うと、インタビュー中にはそれほど感情を表さず、表情を変化させることもあまりない。
会話を楽しむという感じには、ならない。
だが、質問に対する答えは、実にまとを得ていて、興味深いもので、言葉として“使える”。
時々、インタビューをしている時はすごく楽しくて、なんだかすっかり打ち解けた感じになって、ニッコニコで終えたものの、あとでテープをおこしてみると、意外に文章に“使える”言葉を言ってない……なんていうアーティストもいる。
クリスティーナはその真逆だ。
ぶっちゃけ、愛想はそんなによくない。
が、わりと早口で、短い時間内にもポイントを得た答えをダダッと喋ってくれるのだ。
繰り返すが、つまり彼女はプロフェッショナルなんである。
そうそう、先日あるコンベンションで、ライター仲間のO氏に会って、クリスティーナの話をした。
彼はデビューした頃の彼女にインタビューをしている。
「今回、どうだった?」とO氏。
「いや、20分だったんだけどね」と僕。
「でも、短い時間でも、いい答えをしてくれるでしょ?」とO氏。
そう、彼の印象もやはりそういうものだった。
インタビューを終えてちょっとしてから、日本側のスタッフみんなで、少し早い晩御飯へ。
クリスティーナの印象など語りつつ、呑む。呑む。呑む。
これが海外取材の楽しいところだ(日本では、取材が終わったら、そのまま、「じゃっ」と帰るだけなので)。
ひとしきり呑んだが呑み足らず、ホテルのバーでまた呑む。
そのバーは、前日にはクリスティーナの旦那様のジョーダン・ブラットマン氏が、奥方の仕事終わりを待っていたところだ。
しばらく呑んでいると、BMG社のK氏が、僕の背中のちょい向こうを見ながら言う。
「あれ、キアヌですよ」
振り返ると、そこにキアヌ・リーヴスがいた。
一緒に呑んでいるのも、(名前は忘れたが)女優さんだ。
僕の背中から1メートルくらいの距離でカクテルか何かを立って呑んでいるキアヌ・リーヴス。
そう、ここはハリウッド。
ところで、『バック・トゥ・ベーシックス』、もう聴かれましたか?
いいよねぇ。いいでしょ?
インタビューした時も、ライナーを書いてる時にも、まだ情報がなくてわからなかったのだが、なんとスティーヴ・ウィンウッドがゲスト参加していたり。また、プレミアやリンダ・ペリーのほかにもいろんなプロデューサーが関与していて、マーク・ロンソン、リッチ・ハリソン、ビッグ・タンク、それに意外にもクウァメなんて名前も。けっこう久々にクウァメのクレジットを見た気がするなぁ。どうして知り合ったのか、訊いてみたかったところだ。
また、リスニング・セッションの時には聴けなかった曲だが、「F.U.S.S.」って曲のリリックはスゴいよね。
「私にあなたはもう必要ないみたい」って、一緒にやった曲名まで出しながら、こんなにハッキリとディスするなんて。
おわかりですよね、これが誰のことだか。
はい。スコット・ストーチさんのことであります。
ひゃ~、こわい。
インタビューをすぐ読みたいという方はこちらから。
http://www.oricon.co.jp/music/specialeng/060802_01_02.html
http://magazine.music.yahoo.co.jp/spt/20060726_001/interview_001
『バック・トゥ・ベーシックス』
(BMGジャパン)
