ブログが行動より2週間の遅れをとっているが、頑張って追いつくぞ~。

というわけで、まだ続いてます、ストーンズ公演のこと。

「もうええって」と呆れずに、お付き合いくだされ。



4月5日(水)


ナゴヤドームで、ローリング・ストーンズ。


前回は大阪に行ったが、今回は名古屋へ。

地方にストーンズを観に行くという行為。

それ丸ごとで、ひとつのイベント感がある。

滅多に行かないとこなので、せっかくなら早めに行ってブラブラしようと、ヨメと午前中に家を出る。

気分は小旅行。


昼すぎに名古屋着。栄へ。

名古屋の若い女性の多くは短いスカートをはいている。

ジーンズを腰履きしてるようなコはほとんど見なかった。

メイクの感じも東京とは全然違う。

ルーズにカワイクという概念はないのだろう、女らしさを前時代的に表現しているよう。


昔ながらの喫茶店。チーズケーキと珈琲で一服。

栄の街の中心にある百貨店の上に、そこそこ大きな観覧車。

思い出作りってことで(?)、とりあえず、のっとく。

因みに僕ちん、高所恐怖症。

まあ観覧車ぐらい、とナメてかかったら……わわわ、一番上まで行くと、やっぱ相当コワくて、ちぢむ。

下なんか見れましぇん。で、思わずイスに両手ついて、ふんばる僕。

とんだチキン野郎だぜっ。

しかし、若い頃はここまでコワくなかったはずなんだが。歳とると、酷くなるのか、高所恐怖症。


花見がてら、名古屋城へ。

桜、満開。

少し風があったが、なかなかいい眺め。

「ウ~ン、イイナガメェ~」。

ミックのMCを呟いてみる。

せっかく来たので、お城の中も見学。

けっこうな割合でベロTの人と遭遇する。

ストーンズ前の名古屋城。みんな考えること一緒なのね。

あとで聞いた話では、チャーリーもここに来たそうな。

チャーリーと名古屋城って、なんだかお似合い。




ひとまず旅館にチェックインして荷物を置き、一休み。

で、5時半頃にナゴヤドームへ。

グッズ売り場は既にものすごい列。

さすがにこの日はもう見なくていいやと、(ナゴヤドーム・ベロTはギミーシェルターで買うことにして)近くの巨大ショッピングモールへ。

やはりここにも笑っちゃうほど、自慢のベロTで誇らしげに歩いている人たちがいっぱい。

上りと下りのエスカレーターが交差するところでは、ベロTとベロTがすれ違い、その瞬間、互いにチラ見する感じがどうにもおかしい。

僕もその一人なんですが。


6時半頃、会場へ。

定刻通りに、リッチー・コッツェン、スタート。

もう観んでもいいっしょってことで、そのままハンバーガーなど食べつつやり過ごす。

そういう人は日に日に増えていたようだ。


いつものように休憩を挿み、8時5分頃、ストーンズのショーが開幕。

この日も「ジャンピン~」始まり。

続く「イッツ・オンリー~」では、いつも思うがスクリーンに映し出される過去のPVのコラージュ映像がカッコイイ。

初日に続いて聴けた「シーズ・ソー・コールド」に興奮。

「コノキョク、オボエテル~?」のMCで始まるレア曲コーナーでは、「ルビー・チューズデイ」。キースのコーラスにグッときまくり。

「レイン・フォール・ダウン」に続き、2日目には2ndステージでやった「ユー・ガット・ミー・ロッキン」。

ミック、間違えて「ヘイ!」を1回多く叫んじゃう。


この前のさいたまスーパーアリーナが格別によかったので尚更感じてしまうのだが、ナゴヤドームの音の反響は劣悪。モニターのかえりの悪さが影響してか、(特にさいたまに比べると)演奏は粗く、ミックもほかに2箇所くらい歌の入り場所のミスがあった。

また、ほかの日に比較すると、全体的に観客の興奮度数がやや低かったようにも思えた。

いや、もちろん熱狂している人もたくさんいる。が、なんか傍観してるような人もけっこういたのは、あれはなんなんだろう、名古屋の人の気質なんだろうか?


キース・コーナーはいつものように「ジス・プレイス・イズ・エンプティ」と「ハッピー」。

僕は一回ぐらい、ツアーの前半にやっていた「ザ・ワースト」(ノラ・ジョーンズが去年の来日公演でカヴァーしたのには驚きましたね)を聴くことが出来ないかと願っていたのだが、結局それは叶わなかった。が、「ハッピー」でのキース、今回のツアーはいつも以上に声が出てるからね。ってところで、納得しちゃう。

2ndステージでは初日に続いて、「一人ぼっちの世界」が聴けたのが嬉しかった。


で、後半戦は、いつもの通り。

だが、これで日本公演も終わっちゃうんだから、1曲1曲大切に聴かねば、なんて思いも。

そんな頃だったか。もしかして言っちゃうのかなぁと思っていた言葉をミックがホントに口にしたのは。

「ナゴヤ、サイコーだぎゃ~」。

札幌公演では、「サポロニコレテ、ナマラウレシ~」と言ったそうだけど。

このサービスって、どうなんでしょー。


アンコールはミックの「イッショニウタッテ~」で、「無情の世界」の合唱。

この日のこれには、最後だからか、ちょっとウルっときた。

そして「サティスファクション」で、ああ、全てが終了。

観れば観るだけ驚きと興奮とスリルと感動があったストーンズの日本公演は、こうして幕を閉じたのだった。


旅館に戻り、なかなか美味しいゴハンに焼酎。

その食堂にいるのは、全部がストーンズ帰りの家族たち。

みんなの話を聞いてるだけでも、楽しくなって、お酒がすすむ。

名古屋の夜。とても印象的な夜。


さて、その後ストーンズは初の中国公演も終え、なんとそこでは中国のロッカー、ツイ・ジェンがステージに登場して、ミックと「ワイルド・ホーシズ」を歌ったそうな。歌詞を覚えてなくてあんまり歌えなかったらしいが、それでもツイ・ジェンとミックが並ぶなんて、歴史が動いた感ありあり。凄いなぁ、それ。




おまけ。

ストーンズ収支報告。

(ひとり分)


チケット代/東京ドーム×2 +ナゴヤドーム  17500×3=52500

さいたまスーパーアリーナ  35000

名古屋までの新幹線代・往復 約20000

名古屋宿泊代 約9000

日本限定Tシャツ×5枚 +パンフ、ピンバッジほか 25000

その他、雑費 

合計 約150000円なり。


ロックもお金がかかるようになったもんです。









名古屋城のお土産屋さんにて。

チャーリーは食べただろうか…