夏が終わった……ような気さえしてしまう、フジロック終わりのこの感覚。

今年はホワイトより向こう側で過ごしている時間が多かったな。

フジではいつも、音楽ライターとしての自分ははしっこに置いといて、ただただ観たいものを観る。気持ちよさに身を任せる。

コールドプレイもフーファイもベックも観なかった音楽ライターって、どうなん? と、つっこまれても、しょうがないもんね、ほかに観たいのがあったんだから。とか開き直ったりしつつ。


3日間通して特にグッときたのは、どしゃ降りのCAKE、スティール・パルス、ポーグス、ライトニング・ブルース・ギター・セッションズ(山岸潤史とニューオリンズのPapa Grows Funkに、チャー、チャボ、土屋公平、石田長生らが入ってのオールスターズ・セッション・バンド)、ビーチ・ボーイズあたりか。

個人的にベストアクトをひとつあげるなら、やはりスティール・パルス。約1時間、代表曲もガシガシとメドレーで繋げ、緩む瞬間などまったくなし。あの声のよさ、テンションの高さ。衰えているところなど1ミリもなく、僕はやられっぱなしだった。


書きたいことは山ほどあるが、今日は時間がない。

明日からトロント出張なのだ。

ストーンズの新作について、ミックに会っていろいろ聞いてきます。

帰ったら報告しますんで。