綾野さん熱が高まっています。



注文していた「月刊MEN 綾野剛」が届きました。

やはり写真集は芸術作品。

その芸術を構成する綾野さん。

「天使か悪魔か」・・・まさにそんな感じ。


綾野さんは、ショットによって別人になる。

包み込むような優しさに満ち溢れた表情、つまり「天使」の時と、

キリリと鋭く不敵な笑みをも浮かべる、挑発的な表情、「悪魔」の時。

両方、綾野さん。両方あってこその、綾野さん。


付属のDVDは、写真を撮っている時の風景。

写真家・蜷川実花さんと共に、独自の芸術を創り上げていく風景。

いろいろな感情を持った「渋谷」という街で、

「今」の綾野さんをカメラに収めていく。


蜷川さんは、綾野さんを相当気に入っているんだな、

と思う。

綾野さんは、たしかに、被写体として素晴らしいし、

さまざまな表情を持つ役者さんでもある。

おそらく、蜷川さんだけではなく、

数々の脚本家、数々の映画監督が、

彼を待ち望んでいるのだろう。


NHKで放映している、イギリス特集に対するコメントを聞いて、

私が綾野さんが、もっともっと好きになった。

一番印象に残っている言葉は、

「OASISのどんなところが好き?」と聴かれた時の答え。


普通、好きなバンドのどんなところが良いか、と聴かれれば

「かっこいい」とか「巧い」とか「歌詞が共感できる」とか

ありきたりな返答が多い中、彼が言った言葉は


「街が見える」


本当にアーティスティックなんだな、と思った。

もっと好きになった。



私の中では、

役者、音楽家、映画監督、写真家、画家、デザイナーといった

「芸術部門」の人たちは

多少、ちょっと現実離れしている印象がある。

逆に、真っ当な人間では成り立たないような。

みんなが思いつくこと、何処かで見たことのあることを

再現したって、その芸術家には価値がない。

と、思っている。

みんなが思いつかないことを、ぱっとやってみせる。

それに対して、みんながはっとする。

その、思いつかないこととは、

芸術家本人の経験から、本能から、自然に出てくるもの。



綾野さんのインタビューを読んでいて、

やっぱり他の役者さんとはちょっと違う光を放っているように

思う。何か独特な。変わっているんだと思う。

でもそれが、彼の中では当たり前のこと。

これぞ芸術家肌だと思う。