最近、こんな話を聞きました。

【1本の苗木】

生命豊かな森の始まりは、どこにあるのでしょう。
どこからともなく鳥が運んできた1つの小さな種でした。

たった一つの小さな命は無条件に決められたその場所と調和し
暗い土の中を抜け、皮を破り芽を出し、根を張り、雨に打たれ
風に吹かれながらも、小さな命はただただ大陽に向かって
自分が伸びる為だけに生きました。

そして、自分という幹に相応しい、枝が伸び、葉を付け、花が咲き
やがて実が成り、種を作り、その種が大地に、また新たな生命を
生み出しました。
それがやがて、どんどんどんどん増えてゆき、森ができ上がった
のです。

森には鳥が巣を作り、何処からともなく動物がやってきて
それまでに無かった植物がまた新たに誕生し、そして色んな命が
実り、調和を繰り返し豊かな森になりました。
でも、そんな森の始まりはたった一つの小さな種が
強く生きた結果繰り返された
奇跡が呼び寄せた物語だったのです。

全ての大きな始まりは一つの個が生きた証でした。