天然のアメジストが熱で焼かれたものが天然のシトリンとなります。
稀少であり、天然のアメトリンを入手できるチャンスはごくごく限られています。
アメジストとシトリンが混ざり合ったものなので、両方の石はお互いに兄弟のようなものだと言え、混じり合うのには最も相性がいいのです。
そして両者ともに優れたエネルギーをもっているので、パワーストーンとしての効果や価値は相乗されてとても高いと考えてよいでしょう。
前者は調和のエネルギーを発し、後者はエネルギーの循環を高めます。それぞれのエネルギーが合わさっています。
自分自身が持つ能力や才能を最大限に引き出すことができ、更に生命力に満ちあふれた人格を手にすることが出来る、と解釈されます。
すなわち立ちはだかる困難を力強く乗り越えて行き、恐怖や緊張など、意思を揺らがせる元となる精神的な乱れを落ち着かせる冷静さを兼ね備えます。
アメトリンは古くから商売繁盛や繁栄などの、幸福をもたらす石として信じられてきたという歴史があります。
運良く手に入れられれば幸福な人生を送ることが約束される、とさえ考えられてきた、神秘の力に満ちた石です。
具体的な効果としては、循環と調和の統合、肉体・感情・精神の統合、能力を最大限に引き出す、心身を癒す、などがあげられます。
その昔、この石は月の輝きが結晶した石だと信じられており、月の魔力の化身として神聖視されていました。古代インドの人々は、ムーンストーンを「聖なる石」として崇め、お守りとして身に着けていたそうです。夜道を照らす月明かりのように、真実を授け、危険から身を守る力を与えてくれると考えられていたのでしょう。
また、「勘が鋭くなる」「危険を察知する」「進むべき道を示してくれる」といった伝承が多く残っており、予知や透視、占いなどの儀式に用いられてきました。陰陽に照らし合わせるならば、月は陰、つまり影や無意識を表しています。ムーンストーンは持ち主の無意識の部分に働きかけ、潜在能力を引き出し、インスピレーションをもたらしてくれるといわれています。
人間の体は月の満ち欠けによって、少なからず影響を受けています。全てのものは絶え間なく変化し、自然も人も一定のサイクルで変わり続けているのです。特に心は、常に一定ではいられません。気持ちがざわついたり、そわそわしたり、ちょっとした事にも敏感になって傷つきやすくなったり、自分ではどうしようもないといった経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。
ムーンストーンは様々な変化に合わせて調子を整え、心を解きほぐして、大らかな気持ちにさせてくれるヒーリングストーンです。一見繊細そうに見える石ですが、実はとても自浄能力が高く、周囲の雑音や悪影響を受けにくいので、どんな状況でも安らぎと癒しの波動を絶やさず、情緒的なバランスを良い状態へと導き、保ってくれるでしょう。また、月は古来より女性性を象徴することから、ムーンストーンは女性特有の不調を和らげてくれると伝えられています。母性を高めて、イライラを鎮めてくれるので、年配の女性や出産を控えた方への贈り物としてもよく用いられています。
中世ヨーロッパでは、恋人達が互いにムーンストーンを贈り、愛と絆を深める風習があったそうです。また、月光の下でムーンストーンを口に含んで唱えると願いが叶うという伝説や、恋愛のおまじないなどが今も数多く伝わっています。このようにムーンストーンは「恋愛成就の石」としても大変有名ですが、どちらかというと受け身な感じです。この石を味方に、「いざ恋を捕まえるぞ!」という感じではなく、一途な想いが届く日まで「自分の内面を磨き努力する」ような、そんな奥ゆかしさを感じます。この石を身につけると、女性はもちろんのこと、男性においても、内面の女性的な部分に働きかけて、繊細で穏やかな面を引き出し、頑固さを和らげ、持ち主の魅力をアップしてくれるといわれています。
アクアマリンは深い癒しのエネルギーを持つ鉱物です。
水が滞ると悪くなるように、身体の中の血液もエネルギーも常にひとところに滞るのではなく、循環しなければ汚れていきます。
このアクアマリンは循環が悪くなっている箇所を流して新しい流れを作ってくれる浄化作用的な意味合いを持っています。
エネルギーが循環することで、心のモヤモヤが解消され、霧が晴れるようにスッキリすることでしょう。
人との関係性が向上し、自分の感情を人に伝えることが苦手な方も、特に意識することなく自己表現が出来るようになり、水のようにどんな形にもなる柔軟性・弾力性のある懐の深い大人な自分を感じられるかもしれません。
最近どうも心が固まっている、柔軟に人の意見が聞けなくなっている、日々同じことを繰り返すことは出来ても変化を嫌うなど、柔軟性の低下を感じる方にもおすすめの石です。
