先週のこと。


帰宅すると、それを待ち構えていたように長男が水疱瘡を発症。


長女の発症からちょうど2週間経っていた。


長男発症の次の日には、次男も発症。


そのなかでも長男の症状が、とてもひどかった。発疹の数は標準だと思うのだけれど、その痛みと痒みの訴えかたが、とても激しくて驚いてしまった。


発症2日目の夜は、ウトウト眠ったかと思うと

いたいいたいいたいいたい❗️
かゆいかゆいかゆいかゆい❗️

と、飛び起きて叫び、悶絶する。それを朝まで繰り返した。


3日目は、痛くて痒くて衣類を着たがらず、パンツ一丁でガーゼのバスタオルを羽織った状態で

いたいいたいいたいいたい❗️
かゆいかゆいかゆいかゆい❗️


と叫び動き回り、泣き、タオルで発疹をこする、ということを一日中繰り返した。


私は、彼の望むまま、身体に触れ、さすり、抱きしめ、抱っこする、をひたすら繰り返す。他の姉弟にはなかった痛がりようと痒がりように、ただ驚いていた。


そうして、ふと気づいた。


もしかしたら、私が痛みや痒みを1感じるところを、彼は10感じるのかもしれない、と。もしかしたら、痛みや痒み以外のことも、私が肌で1感じることを、彼は10感じるのかもしれないね。そんな話を家族としていると、


「僕は、人がたくさんいる場所が本当に苦手なんだ…。」とポツリと呟く長男。


そうなんだね。そうなんだろうね…。と返す私。


昨年のある日から、彼は学校に行っていない。ある朝、大粒の涙をこぼしながら、


学校にはもう行きたくない。むりなんだ。


と訴えた長男。その日から家でしばらく過ごし、頑張って学校へ行ってみたりまた行かなくなったりを経て、今はごく少人数のフリースクールへ元気に通う。


あの涙の訴えは、身体ごと、全身全霊の訴えだったんだねぇ、と今更ながら思い知る。母さん、やっとわかったような気がするよ。


長男にとってはとても大変な水疱瘡だったけれど、我が家にとってはそんなことに気づいた貴重な出来事となりました。


ある日の美しい那須連峰。こんな風にどっしりとした母になりたいなぁと思う。