家族にインフルエンザが出ちゃってあら大変。まあ患者がダンナなので、大変さも中くらいナリ熟年夫婦(←一句詠んでどうする)

というわけで、校正というお仕事。

前回はざっくり、「文章」を直す、と言ったけど、本当はそれだけじゃありませぬ。世の中に校正を必要とするものがどれだけあるか、想像つくかな? ふふふ。なぜ偉そぶるか。

新聞、書籍、雑誌などの出版物はもちろん、カタログ・チラシ・学校案内・マニュアル・カレンダー・契約書・封筒宛名・名刺…などなど、身の回りにある印刷された文字のほとんどは校正をくぐってきているはず。

さらに最近では、電子書籍をはじめとするWEB上の校正も加わり、赤ペン1本の渡世でござんす、なんてカッコつけてられなくなりました(←カッコよくないぞ)

企業だと自社内に校正・校閲部署があるところもあるけど、外部に委託する場合はフリーランスや編集・校正事務所にお仕事がまわってきます。校正と校閲の違いはまたいずれ。

その他に忘れちゃいけないのが、印刷所の校正です。印刷の流れはこんな感じ
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印刷所は依頼主(出版社など)からもらった原稿データを、指定された形(初校ゲラということが多い)にして、依頼主に渡す。
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依頼主は初校ゲラを校正・校閲して直しを入れ、印刷所に戻す。
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印刷所は指定された直しをしたもの(再校もしくは2校ゲラ)をまた依頼主に渡す。

この作業を3校ゲラ、4校ゲラ…と繰り返して完成(校了という)にもってくわけです。(たまに、日程ギリギリすぎて、初校校了!という恐ろしい事態もあるが)

この過程の中で、印刷所はオペレーターが作ったゲラをポンと依頼主に渡すわけではなく、その前に印刷所の校正が入るのです。

依頼主と印刷所の校正の大きな違いは、依頼主は「間違いを直す」もので、印刷所は「原稿どおりに印刷されているかをチェックする」ものということ。(印刷所でも工程が進むと間違いチェックの要素が入るけど、ここでは割愛)

この違いを理解しておかないと、けっこう戸惑うので要注意。経験者は語る。