今日は、私にしては珍しく、ちょっと真面目なお話。


今日のニュースの注目話題と言えば、、、

光市母子殺害事件の判決が下されたことですよね。


被告人に死刑という判決が下された後の、被害者の遺族である本村さんの会見をニュースで見て、私は、何だか泣きそうな気持ちになってしまいました。


被害者の遺族にとっては、9年も待って、やっと下された、「死刑」という判決。

その結果を受けて、「喜ばしい結果だとは言えない」と言った本村さんは、とても偉いと思います。


死刑制度ということについては、とても難しい倫理的問題があり、そして、客観的に見れば、亡くなった2人だけではなく、死刑という判決によって、さらにもう1人の尊い命が失われる。

国としては、3人もの命を失うことになるわけですから、やはり、喜ばしいことではないでしょう。


でも、被害者の遺族である本村さんからのその言葉は、とても重いものに感じられました。

その言葉の重みは、9年間、被害者の遺族として、司法制度というものと正面から向き合った方だからこそのものだと思いますが、その会見に、とても心を打たれました。


犯行当時、18歳1ヶ月だったからという理由で「元少年」と言われている被告人も、9年経った現在は、27歳なはずです。

そう、私と同級生。

でも、「元少年」。

あんな残虐な犯罪を犯しても、やっぱり、「元少年」。

何だか、違和感を感じずにはいられませんが、法律上は、こうなるのです。


私は、死刑制度に賛成とか反対とか、そういうことが言いたいのではなくて、、、

本村さんもおっしゃっていましたが、死刑判決が下されたことを騒ぐことにみんなで力を使うのではなくて、死刑なんていう悲しい判決を下さなければならないような事件を少しでも減らすことをみんなで考えられたらいいなと思います。


今日は、ちょっと思ったことを書いてみました。

決して明るくはない話題でごめんなさい。。。