会長の言葉
今日は上場前の損害保険会社と面接の機会を頂いた。実は、この会社は転職活動開始時は全く頭になかった。私が最も信頼しているエージェントの方からご紹介を受け、きっと私も興味を持つから、ということでお会いさせて頂いた。業界に関しては、全く興味がなく、自分とどのように繋がるのだろうと思っていたが、やはり会ってみるものだ。面接前と面接後でのその会社に対する想いはガラッと変わった。その企業はある専門的な業界での損害保険を提供しており、近いうちに上場することが確実視されている。その業界は完全な成長産業で、メディアでも注目されている。特に、最も伸び盛りであるアジア圏に関しては、まだ現地・外資企業ほとんど手つかずの状態で、日本で行った事業展開を自分自身で横展開することが出来るという面白さがあった。設立10年少々でフロントに立っているスタッフも新卒社員や若手が多い。そのような環境で自分自身が前職で得たノウハウを使い、実業を出来るというのは想像するだけでワクワクした。この企業を紹介して下さったエージェントのYさんの仕事のやり方は私の知っている「エージェント」とは少し違っている。通常エージェントの方々は、私がアプライを希望する会社があれば、そこに合わせて応募手続きを行い、後は日程調整や条件交渉等のコミュニケーション代行を主な業務としている。あくまで自分の選択に対して否定はせず、出来る限り応募をして門戸を広げようとする人が多かった気がする。(少なくとも私がこれまでお会いした人は)Yさんは、私の考えをヒアリングした後、志望業界をお伝えしたにも関わらず、その業界以外の企業をいくつも提案して下さった。当初は正直的外れなので興味を持つのは難しいだろうと思っていたが、あってみると自分と仕事観が合う経営陣にお会い出来たり、私が求めている環境があったり、自分にフィットした条件を持っている会社ばかり。聞くと、Yさんは条件ではなく、"人"の相性にフォーカスをしてマッチングを行っているという。実際これまで何百という求人票を見て来たが、正直求人票を見ても何も分からない。実際に会社に行き、働く人にお会いしなければその会社を理解するなんて到底無理なのだと感じた。現在転職活動と同時に前職の引き継ぎを行っているのだが、前職の会長が退職時に仰っていたことが、ずっと脳裏から離れない。「人は上がって行くんじゃなくて、上げてもらうもんなんだよ。」人というのは、組織の中で生きる限り、自分自身の力だけでのし上がっていくことは出来ない。そこには、いつも"人"がいてその人のお陰で、その人が見てくれているからこそ上へ上へとのし上がっていく事が出来るのだと。実は今回退職のタイミングに関しては、前職に相当迷惑を掛けてしまった。自分自身でも苦渋の選択だったが、すぐにでも動き出したかった。私のわがままさという弱さ故の選択だった。人はいつでも見られているもの。今回の決断で前職を裏切るような形になってしまった。過ぎてしまったことはもう変えられないので、ここからの転職活動後の自分を見てもらう事しか出来ない。自分が描いた通りの道へ何としてでも進み、いつか前職と一緒に仕事が出来るようなコンサルタントになりたいと強く思う。Jun