出会い編
これは1999年夏頃の出来事です
注意:ネットゲームに関心の無い方は、以降の話は訳のわからない物になっている可能性があります。
「一緒に遊ぼう」と誘ったにも関わらず、けんちゃんは最初の日に色々説明してくれただった。けんちゃんが先に始めていた事もあって、Lvが違っていたので一緒の狩場に行けなかったり、出張などが重なって何日かゲームが出来なかったり。そんな訳で私は一人で遊ぶことが多くなった。
最大で2000人と言っても、多い時でせいぜい200人という接続人数だったので、遊んでいる間に自然に皆と仲良くなれた。200人なら1学年の人数よりも少ないだろう。(私の学年は300人くらいいた)
そのゲームには「クラン」という物があった。同好会とかクラブとかのような感じと言えば判って頂けるだろうか。
他のゲームでは「ギルド」という場合もある。要するに仲間である。
私はゲームを始めて間もなく何くれと親切にしてくれた人と同じクランに入り、その人がクランを去るのと前後して別のクランに入った。その別のクランの仲間の一人に、旦那が居たのである。
ゲームで他人と意思の疎通をする為には、チャットの機能を使用する。
このゲームには①通常チャット②クランチャット③グループチャット④1:1チャット⑤叫びの5つのチャット機能があった。
余談であるが、これは恐らくどのゲームでも大体同じだと思われるが、中には④が無い場合もあったりする。
同じクランになったと言っても、Lvが違えば普段の狩場は違うので(ゲームの中で)直接会う事はあまりない。ただそのゲームは、非常に狭い世界だったので、皆が屯している場所というのは多くなかった。なので、ログインからログアウトまで狩場から一歩も動かないという場合を除いて、誰かしらに会う事が多かった。
会話はクランチャットで出来るので、いつでも話が出来た。
このゲームは「高性能チャット付ゲーム」とか「ナンパゲーム」とか言われていて、ゲームの内容はあまり無いただのクリックゲームだったりするのだが、チャット機能が優れていたためか、どういう訳かカップルが多かった。
私達以外でも、後に結婚したカップルも多かったと記憶している。
この辺りの話はゲームの話になってしまうので、詳しく書くのは遠慮しておくが、そういう訳で私と旦那は出会い、お互いに好意を持ち、実際に会う事になる。