運動性肺出血
肺胞にて換気時、過度な運動による負荷で高い圧がかかり過ぎて毛細血管の破綻が起こり出血してしまうと解釈しています。
又、顕在化してしまう(所謂 鼻から血が噴き出す)症例は1回目でも重傷だと思われます。血が噴き出す程ではない軽傷のものは気づかれずに見過ごされている場合もあると思って居ます。
つまり鼻出血は、1度でも重症。
これが2度起こすとなれば、致命傷。
又、肝臓など再生可能な臓器なら時間が解決してくれる望みもありますが、肺臓は再生能力はなく。一度鼻出血を起こした領域の肺胞は確実に換気機能は低下若しくは失われてしまうので、肺の能力は低下して2度と改善しません。つまり一度でも発症してしまえば機能の上積みは期待できないのです。
その機能低下で同じ負荷の運動をすれば、正常な領域の肺臓に負担をかければ当然再発の危険性は高まります。

人間でも同じ事、肺は加齢や喫煙などで痛んだ肺胞は絶対に再生しないのです。

度重なる運動誘発性肺出血で預託馬を殺してしまうなんて、無知の鞭です。2度顕在化したならば、多分、もっと多い顕在化しなかった肺胞破壊があったと推測すべきでしょう。 馬は、ずっーと苦しかったでしょう。 空気を吸っても吸っても、体に酸素が入って来ないのです。しかも、吸った空気を吐こうにも吐けない訳ですから苦しくて苦しくてたまらない状態です。何故溺れているのか判らない状態です。こんな苦しさを想像できる人間が周りにいればこんな地獄はないのですが、馬はしゃべれません。だからこそ馬の立場にたって色んな事を感じてやることができる人間が必要なのです。 人間でも意思表示ができない患者や子供達を診断する医者は、優秀でなければなら無いのです。