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[5thプレイバック]
第25回
アルカセットが日本レコードタイムで激闘を制す
タップダンスシチーが逃げ、ラストアルカセットとハーツクライの激しい叩きあい
 一昨年の勝ち馬タップダンスシチーが「行く」という宣言通りにハナへ。普通なら向こう正面でペースは落ち着くものですが、ここで緩まないのがジャパンカップ。1ハロン11秒8~12秒0という澱みのないラップが刻み続けられて・・・直線、英愛米でGIを制したウィジャボードがK.ファロン騎手とともに内から抜け出しを図ると、これにL.デットーリ騎手が駆るサンクルー大賞典の勝ち馬アルカセットが並びかけます。外からはK.デザーモ騎手のゼンノロブロイがジャパンカップ連覇を目指し、武豊騎手のリンカーンもゴール前でもうひと伸び、さらにC.ルメール騎手のハーツクライが馬群を割って猛追……。2分22秒1
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第26回
ディープインパクト完勝! これが王者の走り
外国馬は2頭のみ、出走馬11頭と過去最少の頭数となったジャパンカップ(GI)。
逃げ馬不在とあってコスモバルクが敢然とハナを切りましたが、1000m通過61秒1というスローな展開。ゆったりした流れにも関わらず、ディープインパクトは向こう正面の終わりに差しかかってもまだ最後方に控えています。降り続く小雨に馬場は緩くなっており不安も感じましたが・・直線外に、軽く脚を伸ばして大楽勝!!2:25.1。
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第27回
道中で耐え、直線でも耐え抜いて、アドマイヤムーンが勝利のゴールへ
逃げ馬不在の多頭数で、スローな流れ。これに苦労したのが、他ならぬアドマイヤムーン。あまりの好スタートに一時はハナを切りそうな勢いで、なんとか抑えた岩田騎手は、好位5~6番手の内で懸命にアドマイヤムーンをなだめ続けました。 直線。中団にいたメイショウサムソンが大外からスパート態勢へ。断然の1番人気を背に脚を伸ばします。2番人気ウオッカも、道中最後方から驚異的な末脚を繰り出してこれに迫りました。さらに4番人気ポップロックも、馬群を割ってゴールを目指します。 その一瞬先、内から抜け出していたのがアドマイヤムーンです。コースロスなく最終コーナーを回ると、残り200m、鮮やかな瞬発力を見せて先頭に立った!2:24.7。今回も内の馬場は荒れており、中~外馬場に集中すると思うが内から伸ばせた馬が勝つと思います。
第28回
上昇馬の勢い、ここに極まる! スクリーンヒーローがGI初挑戦初制覇
ディープスカイ、ウオッカ、メイショウサムソンと3世代の日本ダービー馬が揃い、人気と注目を集めたジャパンカップ(GI)。さらには昨年のグランブリ・ホースであるマツリダゴッホ、アサクサキングスとオウケンブルースリはともに菊花賞馬と、実に豪華なメンバー構成。ネヴァブションが思い切ってハナを叩いたものの、1000m通過は61秒8と落ち着いたペース。この流れの中、スムーズに5~6番手、マツリダゴッホとメイショウサムソンを見る位置に付けて折り合ったのがスクリーンヒーロー。わずか3週間前に重賞タイトルをつかんだばかりの馬が、怒涛の国際GI制覇。また鹿戸雄一厩舎は、開業1年目でGIタイトル獲得という快挙を達成。2:25.5。
第29回
これが最強牝馬の力! ウオッカが世界に名を轟かせる
昨年の菊花賞馬オウケンブルースリ、米ブリーダーズカップターフを連覇したコンデュイット、連覇を目指すスクリーンヒーロー、秋華賞勝ち馬レッドディザイアなど、GI/JpnI勝ち馬13頭という豪華メンバーが集った。
リーチザクラウンが速いラップを刻んで逃げる。ウオッカは好位、鞍上のC.ルメール騎手が「落ち着いているし、リズムに乗れている」と感じながらの追走。直線に入ると先行勢の脚色は鈍ったが、ウオッカは逆に、自ら前へ出ようという勢い。それをルメール騎手はギリギリまで我慢させて、そしてスパート、坂の頂上で一気に抜け出す。ここで、ハイペースを利して大外から伸びてきたのはオウケンブルースリ。最後はウオッカと鼻面を並べてのゴールとなった。2:22.4
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第30回
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スタートは正面スタンド前直線から。スタート後、平坦のホームストレッチを走り、ゴール板を一度通過。最初の1コーナーまでの距離は約350m。1コーナーから2コーナーにかけてはほぼ平坦。約450mある長いバックストレッチを通り、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。3~4コーナーにかけては下り坂になっている。最後の直線距離は525.9mと長い。向正面に入ると落ち着き全体的にはスローペースなるのだが、ジャパンカップはバックストレッチでも緩まず激しい流れに為り易い。先行・内々有利が基本で、あとは直線の能力勝負です。道中は内々                                直線は馬場のいいところへ出す.4コーナーで内が開かない。
 
 同じ東京2400Mでも東京優駿(ダービー)よりも遥かに厳しい流れになる
ジャパンカップ。底力が最も必要となる条件です。トニービンを筆頭に
グレイゾウリン系の血を重視します。サンデー系ではスタミナ底力兼備する
ステイゴールドには注目。ロベルト系なら、グラスワンダーが上位。
血統からは「ジャングルポケット」「ステイゴールド」の仔に大注目
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オウケンブルースリ:歩様の乱れが出て天皇賞(秋)は回避・ナカヤマフェスタ:今回は帰国初戦とあって体調面がポイント
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ジャガーメイル:広々とした東京・芝2400mは力を発揮できる舞台・ブエナビスタ:抜群の安定感
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ペルーサ:レベルの高い3歳牡馬の中で、出遅れ癖もパワー感じる
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穴馬は、血統評価でイタリアの「ヴァワライシ」と27th勝ち馬Aムーンと似たイメージ「エイシンフラッシュ」
ペースメーカー
フィフティープルー
内々を進んで好位 早めの抜け出しで展開が向きそうな馬
シンゲン ホワイトマズル×BMSサンデーサイレンス 38.6倍
前走は開催中止に伴い帯同馬が居らずに異常に寂しがりイレ酷くレースが出来なかった。
ホワイトマズルは精神的にヘンコツな仔が多い。異常に寂しがり屋で環境変化に過敏です。
今回は、帯同馬と無事前日輸送を済ませています。
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ローズキングダム不屈の逆転劇でジャパンカップを制す
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                                       前評判は「日本馬優位」。天皇賞(秋)を快勝し安定感抜群のブエナビスタを筆頭に、凱旋門賞2着でワールドクラスの力を実証したナカヤマフェスタ、昨年2着のオウケンブルースリ、春の天皇賞馬ジャガーメイル、あるいはハイレベル(皐月賞・ダービー馬)3歳勢のトップクラスもズラリ参戦、1~8番人気までを日本馬が占めて外国馬を迎え撃った。
 逃げ馬不在でスローペース予想通り、シンゲンがゆったりとしたラップで引っ張った隊列は、大きな動きがなく直線へと向かい、そこから追い比べがスタートする。恐るべき瞬発力を繰り出したのは、やはりブエナビスタだ。好位から前を追撃しようとするローズキングダムを交わし、抜け出していたヴィクトワールピサも捉え、この3歳両馬の激しい2着争いを2馬身ほど突き離してゴールへ。しかし、レース途中で青いランプが灯り、複数の案件が審議対象となったこの一戦。とりわけ注目を集めたのは、ゴールの手前、内からヴィクトワールピサに、外からはブエナビスタに寄られて行き場を失くしたローズキングダムの姿だった。長い長い審議の末、ブエナビスタは2着降着、ローズキングダムが繰り上がり1着。ブエナビスタは2度目の内へよれての降着。意外な結末ながら、鞍上・武豊騎手が「普通ならひるむところを、よく頑張ってくれた」と語ったとおり、不利を受けても最後まで諦めず、懸命に2位入線を果たしたローズキングダムの闘志は称えられるべきだろう。メンタル面だけでは無く、走りのバランスが素晴らしい。何度もバランスを崩されても直ぐ加速できる能力には、驚いた!! 今回の審議結果には、ようような評価がされると思うが、日本競馬のフェアプレイには外人騎手も従って欲しい。 この降着に関しては、スミヨン騎手に直接の非は求めるべきであろう。外枠を克服しようという意識が働きすぎて、スタート後に前の馬に乗っかかって躓いただけではなく、直線ではエキサイトして真っ直ぐに馬を走らせることを忘れてしまったようだ。最初の斜行は仕方ないとして、2度目は意識して立て直すべきであった。そうしないと、何よりもイメージが悪い。JRAが単純に公正さを選択した事は素直に評価したい。
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 名牝ロゼカラーのラインは、気の強さ 切れの良い脚が特徴だが、渋とさが無く淡白でG1レースでは2着が定位置であったバラ一族の本流。 朝日杯FSを勝っただけではなく、ジャパンカップを3歳で勝ちきってしまう。母系に足りなかった渋太さを補ったキングカメハメハの種牡馬としての力には驚嘆する。 又、最後まで勝負に徹する武豊JKはやはり世界一の騎手である。 彼が、今回のメンバー&流れから得意の瞬発力勝負に持ち味を信じて引き出したからこその結果である。