ある日、

たまたま訪れた整骨院で、


「こんにちは~」と声をかけられたその人に、

一目ぼれをしたエリカ。




“なんてかっこいいんだっ!こんな人がこんなところにいたんだ!”と引き込まれ、あたしはその日からシュンにロックオンした。




その日仕入れた情報、シュン30歳。



もしかしたら、

結婚しているかもしれないし、

長く付き合っている彼女がいるかもしれない、

と思ったけど、

あたしは、シュンにロックオンした日から、

整骨院に2日に1回のハイペースで通った。




シュンに会いに・・・、

シュンと話しをしに・・・、

シュンと同じ空間を楽しみに・・・・、

やがてそれがあたしの楽しみとなり、

仕事が終わって整骨院へ行くのが習慣となり、

いうなれば、シュンの整骨院は、

あたしの癒しの場、オアシスと化した。



そこに行って、

マッサージをしてもらって、

シュンと話すだけで楽しかったし、

それがずっと続けばいいと思っていた。



だから、

シュンが、

結婚していても、

彼女がいても、どうでもよかった。



少しくらいは、“あわよくば・・・先生とお近づきになりたい“と思っていたが、

あの時のあたしには、それは夢のまた夢で・・・・、

整骨院で先生とあってお話するだけでお腹いっぱいだった。

憧れがれの人をみるだけで十分だっていう感覚だよね。




そういう人と二人きりでデートの機会があったとして、

それはとても念願なことだったんだけど、

いざ憧れの人と二人きりなんて、

どうしていいかわからなくて、

緊張しすぎて、

直前になって、

“やばい!なんか怖くなってきた”ってドタキャンしそうな感覚だよね。


続く