こんにちは、あまりんです。
いつも「いいね!」、ありがとうございます。
私は、近所のクリニックでポリープが見つかりました。
ポリープの位置が肛門に近く、クリニックでは切除できなかったため、大きな病院に転院し、最初にESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)でポリープを切除しました。
そして、病理検査の結果、追加手術が必要となり、ISR(内肛門括約筋切除術)を行いました。
最初にポリープを切除した時は、癌があるとは全く思っておらず、病理検査の結果、癌があり、しかも人工肛門と言われたときには、あまりに突然のことでかなりショックを受けました。
正直なところ、できれば手術はやりたくなかったです。
なんとか手術を回避できないものかと、必死にネットの情報を調べ、かなり悩みもしました。
調べた情報を元に、主治医に「このまま経過観察にしたい」と言ったところ、かなり強い口調で否定されてしまいました。
最近、ネットの情報を見ていたところ、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)で、「直腸SM癌に対する化学放射線療法に関する試験」(JCOG1612)が行われていることを知りました。
この試験の目的は、以下となっています。
「局所切除により一括切除かつ垂直断端陰性であった高リスク下部直腸粘膜下層浸潤癌(pT1癌)に対する、追加化学放射線療法(カペシタビン併用放射線療法)の有効性と安全性を検証する。」
日付をみると、私が罹患した時にはこの研究は開始されていたようです。
日本は欧米と比較して外科手術が優先されることが多いと言われていますが、SM直腸癌に対する手術の適応については、以前より、大腸癌研究会等でも議論はされているようです。
ただ、基準を甘くすれば、再発する方が増えてしまう可能性が考えられますので、ガイドラインの変更までは至っていないのだと思います。
手術で根治を目指すのが一番よいのはわかりますが、排便障害はそれなりに大変なのも事実です。
現状、先生方は排便障害の対応までは難しいと思います。
十分な検証は必要ですが、この試験の結果、将来的に患者の選択の幅が少しでも広がればいいなと思いました。
なるべく早く試験の結果がわかるといいですね。