それから一か月位また同じ日々が続いたが

一向に復活しない美香ちゃんに

俺の心は限界寸前だった。




俺は覚悟を決め



「俺はやっぱり美香ちゃんが好き。


だから有坂さんの事をいつまでも引きづってる美香ちゃんは見たくない。


それでも美香ちゃんの笑顔が見たかったから今まで傍に居たけど


友達としてはもう美香ちゃんには何も出来ないし俺も辛い。



今すぐ答えを決めなくても良いけどもし受け入れてもらえないなら


友達としても終わりにして欲しい」



と言った。




その数日後美香ちゃんから



「付き合ってほしい」



と言われた。




よく



「押してダメなら引いてみろ」



って言葉がありますが

この時はこの作戦が上手くいったのでしょう。




美香ちゃんからしたら今までは

俺が話を聞いてくれるのが当たり前で

いつまでも聞いてくれると思ったのでしょう。




そして聞いてもらえるのが当たり前と何処かで思ってたから

俺の存在を考える事って無かったのでしょう。




しかし俺の方から



「友達として付き合えない」



と言われて初めて



「俺の事を失ったらどうしよう」



とか



「俺の存在の大事さ」





「俺自身を考える」



って事をしたのでしょう。




そして俺は生まれて初めて



「恋人」



と呼べる存在が出来た。




20歳でした。