その後も毎日の様に石井や美香ちゃんと遊んだのですが
ある日居酒屋で飲んでた時に飴が食べたくなり
コンビニへ行きました。
すると石井が
「一緒に行く」
と言い出し二人で行く事になりました。
無事飴を買い終わり居酒屋に戻ろうとすると
「ちょっと話したい事がある」
と。
それは結局俺の事が好きだと言う告白だった。
小学校で一度・そして書く事も忘れましたが
中学の時に一度告白をされたんですが
小・中学校の告白とはなんとも違う気持ちになりました。
子供の頃は告白って言ったって
俺達の時代では軽く一緒に何処か行く位。
でも大人になってからの告白って言うのは
ほんと恋人って感じで付き合う物ですよね。
ただ自分は石井の事が顔的にも
性格的にもあまり好きじゃなかったんです。
自分も人の事を言えたギリじゃないけど
それでもと言うかだからこそ色々と求めます。
前TVで光浦靖子だっけ?が言ってましたが
「ブスの子ほど性格が悪い」
と言う理論。
全てに当て嵌まる訳じゃないけど
俺には当て嵌まりました。
自分は顔で言うと普通よりやや不細工位だと
客観的に判断してます。
しかしそのレベル以上に自分の顔や外見には
コンプレックスがあります。
だからこそ
「どうやったら自分が好かれるか」
と言うのを日々考え
それが光浦理論に当て嵌まるんじゃないかなと思う。
また例えば自分にあるのは太ってる時期が長いので
自分同様太ってる女性が嫌だ。
「太ってる事が醜い」
と考えてるから女性を観る時もそう思ってしまう。
また以前身長が160cmほどの男が
「バレーボール選手みたいのがタイプ」
って言ってたり凄くイケメンの奴が
ブスな女の子と付き合ったり。
「ない物強請り」
ってやつだと思うんですよね~。
自分に無いものを相手に求めるし
自分が持ってないものを持ってる人は魅力的みたいな。
この時居た8人の男性の中で
俺は恐らく5~6番手の顔だったと思う。
それでも石井が好きになってくれたのは
俺が普段演じてる性格だったのかも知れないし
振る舞いだったかも知れない。
またもしかしたら
「花山位だったら付き合えるかも知れない」
と言う妥協の産物だったかも知れない。
とかって言うと歪んでますかね^^;
まぁ しかし俺の中では石井の顔や外見もタイプじゃなかったし
普段見せる姐御肌的な性格も好きじゃなかった。
ただ
「好きじゃない」
とは言えず
「ごめん 俺は美香ちゃんの事が好きだから」
と言い断った。
石井は泣きながらも
「いつから美香の事が好きだったの?」
と聞いた。
実際のところ確かに美香ちゃんは石井よりはタイプで
よく遊ぶ女性が二人しか居なかったから
その中では美香ちゃんが良かった。
そういうのってありますよね?
「このクラスの中ではこの子が魅力的」
「この会社の中ではこの子が魅力的」
「今日の合コンメンツの中ではこの子が・・・」
ある意味皆こんな狭い視野の中で一人を選び
恋人になり結婚をする。
そういう意味ではほとんどの場合最初は妥協の産物で
その後どんどん好きになり妥協じゃなくなる。
「初めて会った時に可愛いと思ってヒトメボレ」
と俺は答えた。
「そっか じゃ これから応援する」
と言う石井にお礼を言ったが
これまで美香ちゃんと付き合いたいとは思った事はなかった。
しかし石井に
「美香ちゃんが好きだ」
と告げた事により妙に意識し始める様になった。