さげもん 旧齋藤家別邸にて repo | ときりっぷ

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日常で撮った写真

と、文章です ☺︎

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この時期、旧齋藤家別邸では、
福岡県柳川市の伝統、
つるし雛「さげもん」の展示をしています。






展示は二階に。



(お雛様の側には、柳川市のガイドブックがご自由にと置いてあり、頂いて帰りました。
帰宅後、そのガイドブックを拝見すると、
四季を通じて魅力的な行事が行われていたり、
美味しそうな食事があったり、
景色がとても素敵だったり、
いつか行きたいと思う場所のひとつになりました‼︎)

お雛様を拝見していると、ボランティアのおじさまが、説明をしに来て下さいました。
(その様な方が、いらっしゃるのですね。)

展示されているお雛様の事は勿論の事、
旧齋藤家別邸の説明を聴く事が出来、
思いがけず、とっても為になる時間に。






お雛様の段飾りの両脇にあるのがつるし雛です。



ひとつのつるしには、49個の小さい飾りがあります。
それは、その昔、人生50年の時代、女性は一歩下がって49年との意味。
つるしの中心には、大きい鞠が2つ。
それを足すと全部で51個。
人生50年以上を願っていました。






2階から見たお庭です。
この季節は、雪囲いがされています。






欄間。
菊の模様が彫られています。
今の時代で、これを彫れる職人さんは、もういらっしゃらないとの事。






この建物自体は、その昔、豪商の齋藤家が、お客様をもてなす迎賓館として建てました。

ですので、隅々に縁起の良いものが発見出来ます。



2階の畳のへり。
亀の甲羅模様です。






大正時代に描かれたという絵。
今も鮮やかに残っています。






1階の畳のへり。
鶴です。






1階のそれぞれの部屋から見る景色は、同じお庭なのにどの部屋からも違うお庭の景色に見えるとの事。

こちらの、
お客様が泊まられたという奥の部屋から景色を見ると、
竹林の様に見えます。





縁側。
以前は、こちらからお庭に出入りする事が出来たそう。
(現在は出来ません。)
柵がとても低いのは、この縁側に座ってお庭を見た時にきれいに見える為だそう。






他にも沢山〜、説明をお聴きしました。

お雛様を観に行って、
思いがけずボランティアさんの説明を聴く事が出来、
収穫の時間となりました。