お久しぶりです。先日紫陽花をみに「月照寺」へ行ってきました。
バスガイドをしていた頃は頻繁にお客様と一緒に月照寺へ行ったものです。
そこで、あの頃を思い出しつつ・・・。(もはや記憶がうる覚えなので、違ってたらごめんなさい。)
この時期、たくさんの蚊がいて、写真を撮影できてない場所もたくさんあるので、敷地図おいておきます。
(入口でもらえるパンフレットです)ちなみに、朱印帳も受付でお渡し下さいね。
松江の殿様、松平直正公がお母様の月照院のためにおたてになったもので、そこから月照寺という名前がつけられております。
境内の広さはおよそ三千坪で初代直正公いらい9代にわたる松江藩主のお墓が祀られています。
歴代の殿様のお墓が全部ほとんどそのままに残っているのは全国でも珍しく、お墓ごとにたてられている御門は、どれも当時の特色が現れており、江戸時代の建築美を年代別にみる事ができます。
~雷電碑~
お寺の入口にありますこちらは雷電の記念碑です。
どうして「こんな所に雷電の記念碑が」とお思いの方も…。
雷電為エ門(らいでんためえもん)は松平不昧公のお抱え力士で、松江のお舟屋というところに相撲長屋を賜って住んでいたのです。
信州で生まれ少年の頃江戸へ出て、横綱谷風の門に入り大関を張ること16年間、その間255勝10敗2引き分けという勝率実に9割6分の前代未聞の強豪力士として、その名を天下に轟かせたものでございます。
石碑の文章は小説雷電の作家、尾崎士郎さんのものでございます。雷電の墓は、松江の西光寺と東京と信にあります。
~唐門(からもん)~
当時の表門です。
鐘楼(ショウロウ)(鐘つき堂)
慶長末期のもので、桃山風につくられており、この境内では一番古い建築物です。
境内の中にはお墓ごとに家来たちの献上した御影石(ミカゲイシ)の灯篭がおよそ500、今はすっかり苔が生え時代の流れを物語ってます。
この灯籠の数や大きさからみますと、代々の殿様の徳望・勢力などが伺われ、とてもおもしろいです。
松江城でも使われている、来待石・・・とても柔らかく細工しやすい石です。
~初代直正公廟~
徳川家康の孫に当たり、慶長19年(1614年)大阪冬の陣にわずか14才で初陣し、そのあっぱれな若武者ぶりには、敵の大将、真田幸村も舌をまいて感心し、ついに軍扇(ぐんせん)を授けてその働きぶりをほめた。というお話しは有名です。
寛永15年信州松本から禄高18万6千石で松江に移りましたが、それからは世の中も治まって長らく戦もありませんでしたから、直正公はもっぱらこの地方の開発に力を入れ、松江発展の基礎をひらかれました。
石塔はみんな五輪になってますが、この形は完全な徳を備えている事を表しているものだそうです。
~七代治郷公(はるさとこう)廟~
治郷公と言うより、不昧公(ふまいこう)と申し上げた方がわかりやすいと思います。茶道、不昧流の元祖として有名な方です。
不昧公は17才で藩主となりましたがその頃、赤字つづきであった藩の財政をたて直すため、治水工事や植林、産業、工芸などをおこし松江藩を隆盛に導かれた方で名君とうたわれてます。
ぶどうの透かし彫り。
松江の生んだ名工「小林如泥」の作と言われてますが、如泥は不昧公より先に亡くなっておりますので、年代にちょっと合わない節もございます。
しかし、いずれにしても、中央の竜などは誠によくできておりますので、如泥があらかじめ設計しておいたものかもしれないとも言われております。
~朝日丹波記念碑~ (石段の途中にあります)
石碑、不昧公の家老、朝日丹波の記念碑。殿様をしのぐほどの権力者だったと言われ、
「朝日丹波さんには及びもしないが、せめてなりたや殿さまに」
という歌の文句が残っているほどです。この石碑も不昧公の遺言により主君の前に設けられたものです。
~本堂あと~(今の時期紫陽花で見えにくいです)
このお寺もとは、洞雲寺(ドウウンジ)という禅宗のお寺でございました。
長らく荒れ果てていたものを、約300年程前の寛文4年(1664年)松平直正が再興されたものです。
しかし、明治維新のあとで取り壊され、現在は土台の石だけが残ってます。
~六代宗のぶ公~
わずか3才のときあとを継がれてから34年間当時一両の金にも困ると藩の財政をたてなおすために産業の発展をはかり、また多くの学者を招いて教育の進興にも努めるなど松江の藩興隆の基礎をきずかれた方です。
宗のぶ公の天寿を祝ってたてた石碑で、台の石は大亀です。天寿をたたえる文章は当時藩の学者、変り者として有名だった「天愚孔平」(てんぐこうへい)の手になるもので、字数は1941字という事でございます。
この石亀についてはとてもおもしろいお話が伝わってますが、またのきかいに…。
もしお時間があれば、出掛けてみて下さい。
(注) 蚊がすごいですので、それなりの服装・準備をしてお出掛けを・・・(笑)















