もうすぐ長女が小学校を卒業する
この間、堰をきったように今のクラスと先生と別れたくないと泣き出した
うらやましく思った
私は今もだけどおとなしいタイプ
学生のころも先生は大体、明るい子とかによく話しかける
私は先生という生き物になじめなかった
でもそれをやぶってくれた人がいた
中学2,3年のときの担任の先生
いきなりため口でどかどか人の域に入ってくる
最初は驚いた
その先生は男性で30年位前だというのに教師でありながら髪を茶髪にして
自分は沢田研二に似ていると思ってやまない人だった
そして廊下であったときも何かと冗談を言って話しかけてくれる
目立つ子にも目立たない子にも平等に
そんな先生初めてだった
図工が好きだった私は技術担当だった先生と私の完成品について話したりした
楽しかった
日曜日、町の本屋で先生が立ち読みしているのを見つけた
いつになく真剣な感じと、大人の男の人なんだという感じで
話しかけられず、その場を去った
卒業式の日がきた
私は別段、うれしくも悲しくもない気持ちで臨んだと思う
式は終わり、外で皆が集まっていたとき
先生は男だけどぐしゃぐしゃになって泣いていた
それを取り囲んで泣いてる生徒
私は泣かないと自負していたのに
先生と別れるのが寂しくなり、こみ上げてきた
泣いた、私もこんな場面で泣くんだと自分で驚いた
先生、泣かないで・・・と思った
それが卒業式で泣いた最初で最後だった
本屋で話しかけられなかった理由
あれはほのかな恋心からだろうか?
桜の花びらみたいに淡~い桃色の憧れだったのかもしれない