どうやら娘に恋敵が現れたようだ。
「今日ね、Yくん(娘の初恋相手)といたらね、SちゃんにYくん取らないでって言われたの。」
おー、三角関係。
「Yくん人気あるんだね。」
「うん、RちゃんやAちゃんもY君がいいって言ってたよ。」
おー、Y君モテモテ。
Y君はカッコよくて、優しくて、マラソン大会もいつも1位の子。そりゃモテるよね。
「Y君人気者だね!」
「でもYくん、まゆが好きだからSちゃんにオレのまゆちゃん取らないでって手で守ってくれたの。優しいよね。」
おー、王子様。
お母さんもそんな素敵なことされたいんですけど。
「そしたらSちゃん、もうY君なんて嫌い!って行っちゃったの。」
あらあら。
「それでね。まゆ何もしていないのにSちゃんからまゆちゃん嫌いって言われちゃったよ。何でだろうね?」
それは女の嫉妬というものですよ。
これから先、いっぱいそういう目にあうからね。
「好きなのに嫌いって言っちゃう時もあるから気にしなくていいよ。まゆだってお母さんのこと好きなのに、たまにお母さんなんて嫌いだもんとか言っちゃう時あるでしょ?」
「あ、、、うん。」
「だから冗談や勢いだけで、嫌いとかそういう人が嫌がることはまゆも言わない方がいいね。」
「うん。そうだね。」
身につまされたのか素直に自分の行いを考えているようだ。
まだSちゃんの心情までを理解しろとまでは中々難しいものがあるだろうから。
しかし女子は子どもでも女だなぁ。
毎日服装についても、「今日Kちゃんにそのタイツズボンみたいで可愛くないって言われたけど、可愛いよって言っておいたよ。可愛いよね?」など。
お手紙交換も毎日のようにあるし。
女子の世界は面倒だなぁ。
「もずくのお味噌汁作って。」と言われモズクのお味噌汁。もうすぐ家空けるから具材をぶちこむ。
そして納豆。玄米ごはん。
気づいた時には食卓が、茶色と黒だけ。
女子の食卓じゃない、、、。
朝いつもはご機嫌な娘が暗い顔。
「どうしたの?」
「保育園行きたくない。」
え?保育園が大好き過ぎる娘からの初の登園拒否。
何かあったのか?
「何かあったの?」
「鬼が来るもん。」
鬼?
あぁ、節分?
「昨日もしかして保育園に鬼来たの?」
「うん。怖かったの。だから今日は行かない。」
「そう、怖かったんだね。でも鬼はね、2月の3日だけしか来ないんだよ。」
「そうなの?今日4日だよ!じゃあ来ないの?」
パァっと笑顔になる。
「保育園行く~行く~~!」
昨日から少し様子がおかしかったのはこれか。
スーパーで「鬼が来たら困るから豆買っておいた方がいいよ」とか「恵方巻買っておく?」とか「ヒラメ買っておく?節分はヒラメだよね?」とか意味不明発言多かった。
ヒラメって、、、。鰯じゃなくて?
「でも鬼さんちょっと変だったよ。下は人間だったような気がするけど、ニセモノではなかったよ。〇〇先生かなと思ったけど〇〇先生は事務所にいたし。」
ちょっと疑われていますよ、先生。

