愛するものがあるということはとても素晴らしいけれど、時として重荷にもなる。

娘と毎日一緒にいて幸せだし楽しい。

しかし、解放されたいと思ったことは一度、二度ではない。

でも育児を《大変》と思ったことは一度もない。

有り難いことだと思っている。

世の中に羽ばたく一人の人間をわたしが担っているのだから。

今までわたしは意味のない人間だと思っていたけれど娘で息を吹き返した。

人生リセットなどは出来ないと思っている。

糧にするのみだ。

犯した罪は償う。

間違ったなら認める。

やり直しなどない。

今娘は周りの人を幸せにしている。

散歩で出会う人に「こんにちは」と頭下げるだけで相手の人は相好を崩す。

コンビニの人に少しの物を買うとき「袋はいらないです。」と言う度に「可愛い!」と言われる。

それでいい。

この1日を毎日続けることで《その日》がくる。

娘の頭を洗う度、娘のごはんを作る度、《この時の積み重ね》を強く思う。

わたしは駄目な人間だったけど、娘が少しずつわたしを人間らしく、愛とは何か、見るものを美しくしてくれる。 

今日は娘と山を見ていた。

「山、綺麗だね。」と娘は言う。

「ママ、石蹴りしながら帰ろう。」と言う。

買ったばかりの靴なのに、と一瞬頭を過ぎるけど、靴の汚れよりも大切なものが得られるような気がして石蹴りをする。








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