毎年健康診断を実施。
二年連続で
「肺活量が同年代と比較したら少ない」
と指摘される。
かかりつけ医に相談し
一度検査した方がいいのでは?と。
紹介状をもらい病院で再検査を受ける。
レントゲン、採血を行った結果
肺癌の可能性が強い!との事。
医師曰く
「はっきり言った方が良いと思ってます!治療の専念して下さい」と。
まさか自分が…と頭が真っ白になった。
家族、仕事、お金等々不安がいっぱいになる
自覚症状は無かった。
たばこもご飯も美味しい。
体重の変化もない。
普通だったのに。
たばこ関係の仕事で約40年。
再就職で数年過ぎて
たばこのリスクはわかっていたものの…辛い。
妻に電話でなんと言おう…
整理がつかないまま連絡。
「少し言われたけど、詳しい事は帰ってから」と。
電車の中でもなんて言おう。わからない。
考え考えた結果、妻の前で淡々と
「肺癌と言われたよ」と!
びっくりして何とも言えない表情。
妻「なってしまったのはしょうがない。癌は不治の病ではないよ。今の医学は進んでいるから、絶対に克服できる!私と娘の為にも頑張ってもらわないとだめだよ」
嬉しかった。
癌なんかに負けてられるか!!
娘に妻から連絡してもらう。
自分から先には言えない。
なんて言っていいかわからない。
途中で電話に出て大丈夫だよと伝える。
涙声で…か細い声。
「今すぐ会いたい」と。
自分も会って抱きしめたい。
いつも妻と娘に言っている言葉がある。
” やってしまった事、
なってしまった事はしょうがない。
これからどう考えるか!が大事だよ! ”と。
いざ自分の事となると
つくづく弱い人間だなあと情けなくなるが…
今が踏ん張る時!
二人の為癌に打ち勝つ!
頑張れ自分!