読書記録(103)

木曜日にはココアを/ 青山美智子著

 

 

(データベースより 紹介引用)

 

 

わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている――。

 

川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる……。
わたしたちが起こしたなにげない出来事が繋がっていき最後はひとりの命を救う。

 

小さな喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12編の連作短編集。
読み終わった後、あなたの心も救われるやさしい物語です。

 

(引用終了)

 

 

たくさんの人に長く愛され続けているロングセラーの作品です。

 

とっても優しい物語でした。

 

 

12編の短編集ですが、登場する人たちがどの物語でも間接的に繋がっていて

「この世は縁起でできている」ということを改めて実感しました。

 

 

川沿いの桜並木の傍にひっそりと存在する「マーブルカフェ」・・・

そこにある小さな優しさやぬくもりが、いろいろな人たちに大きく連鎖していきます。

 

「幸せは遠くにあるのではなく、既に自分の手の中にある」ということに気づかせてもらえる物語でした。

 

 

ゆったりとした時間の流れの中にいる感覚でとても心地よかったです。

ロングセラーになる理由がよくわかりました。

 

私もマーブルカフェに行ってみたいな。