読書記録(80)まるまるの毬

まるまるの毬 / 中條 奈加著

 

 

(データベースより 紹介引用)  

 

 

親子三代で菓子を商う「南星屋」は、 売り切れご免の繁盛店。

武家の身分を捨て、職人となった治兵衛を主に、

出戻り娘のお永と一粒種の看板娘、お君が切り盛りするこの店には、

他人に言えぬ秘密があった。

 

愛嬌があふれ、揺るぎない人の心の温かさを描いた、

読み味絶品の時代小説。

吉川英治文学新人賞受賞作。

 

(引用終了) 

 

 

時代小説はやっぱりいいなぁーと改めて思いました。

 

「まるまるの毬」・・・

こんなにも心地よく読めた小説はないと思うくらい

穏やかな気持ちよさを感じました。

 

人には言えない事情を抱えた主人公・・・

 

その周りでいろいろな問題も起こるのですが、

登場人物みんながそれぞれに思いやりがあり、

人に対しての気遣いが、なんとも優しくて気持ちいい。

 

思いやりの表現の仕方が非常に心を打ちます。

 

また、判断や決断をする時の冷静さがとても学びになりました。

 

菓子屋の商い方がとても素敵で、こんなふうに仕事が出来たらいいなと思いました。

「丁寧な仕事」は、いつの時代にも必要な要素ですね。

 

とても爽やかな読後感です。

 

 

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