先日、
東京女子大学准教授(平和教育学)の竹内久顕先生
の講演を拝聴しましたっ!
内容は
「平和教育の課題と展望」
的な。
平和教育の歴史、現状とー
これからどうすべきかとうことろを
うかがえました。
僕といえば、非常に共感してしまってー
大変興味深い講演でした。
少しまとめます。
====================
①日本の学校では「平和教育」ができない!?
====================
日本ってのは変ってるようでー
「平和教育」って教育現場でゆっちゃダメらしいです。
文科省が決めたという。。
今回はなぜ?ってとこまでは詳しくお話されませんでした。
僕の感覚としては、やっぱり何か国の良くない思惑を感じてしまう。
(思惑ってか色々パワーバランスはあるから、ある意味当然の流れなのでしょうが、オレはあまり好きじゃない。)
でも一方でー
日本の平和研究は世界最高レベル。
15年戦争の加害やー
原爆の体験があったりしてー
第二次大戦以降の研究は盛んだそうです。
且つ、
日本の教師はー
すごく勉強熱心らしい。
自分たちで自主的にグループを作ってー
勉強会などを積極的にやるとのこと。
====================
②平和教育の歴史:「被害」「加害」「抵抗」の学習
====================
そんな勤勉なセンセー方がー
一生懸命、平和な社会のために教育現場で教えてきたわけですがー
近年の平和教育や世論の流れをみると面白い。
○70年代~80年代○
平和教育が広がっていってー
「被害」の学習が盛んに。
○80年代~○
教科書問題の時期。
「近隣諸国条項」が出て来てー
「加害」の学習が盛んになってくる。
ただし、
「加害」の学習ばっかりだと雰囲気が暗くなるからー
「抵抗」の学習も進むようになったそうです。
これはつまり、戦争の中にあっても平和を求め続けた人の話などですね。
○90年代~○
「歴史修正主義」出てきます。
分かりやすいのだとー
小林よしのりの『戦争論』トカ??
ざっくり言うとー
平和教育への攻撃ということです。
○90年代後半○
ほんで、この「歴史修正主義」にー
若者が食いつきます!
○2000年~○
「自衛隊に入ろう!」@渋谷w
みたいな広告とかが街で普通にみられるようになります。
ぁと「9条を変えよう!」みたいな公約とかも出てくる。
30年前だったら、こんなん公言できる社会の雰囲気ではなかったそうな。
====================
③自衛隊の印象アップ
====================
近年、自衛隊の好感度がアップしてます。
自衛隊といえばー
東日本大震災で、その救援活動等が非常に評価されました。
(被災地に入って活動したことはホントにすごい!)
ただ近年の自衛隊の好感度アップはー
震災時の援助だけじゃない。
やはり、
国家防衛のための集団として支持されてきた。
最近、日本人は
中国とか北朝鮮の脅威を気にするでしょ?
なんでこーなったかというとー
国民の関心が変わってきたからだといます。
9・11以降、「テロ」が関心事だった。
でもー
今はミサイルの話もあって「北朝鮮」
急激に経済成長を遂げGDP世界2位になった「中国」
ここに関心が移ってきました。
だからー
中国や北朝鮮が攻めてくる!(危機意識)
⇒守らなきゃ!
⇒自衛隊が守る!
⇒守るためには、軍事力必要じゃん。
と、すごくざっくりですが、そんな今の流れ。
====================
④これまでの平和教育の反省:「臨場感ねぇ」
====================
でもこれってー
もともとの平和教育の趣旨と逆行してる。
センセーが一生懸命にー
平和は大切だ!
戦争はいかん!
ってゆってきたのに。。
これが何を意味するかというとー
要するに、
今までの平和教育に問題があったということです。
1つはー
戦争に対する世代間の印象の違い。
例えば、湾岸戦争。
教科書でも衝撃的な写真があったりー
オレの親世代はすごくショックをうけたそうな。
でも正直ー
僕(22歳)はあまり印象にない。
教科書にのってる過去の戦争こと。
極端に言うと、日露戦争も湾岸戦争も同じよーなもん。
という。
(湾岸戦争も、現代の社会情勢と無関係ではないのかもしれませんが。)
どっちかっていうと、僕ら世代はー
9・11の方が臨場感があります。
なにせテレビでみたからね。
この世代間の9・11と湾岸戦争のギャップみたいなのはー
ベトナム戦争と湾岸戦争にもいえる。
世代によって戦争に対する肌感覚が違うんです。
だから、今の若い世代にー
最近の重大な事件である
湾岸戦争の話をしてもー
しっくりこなかったりする。
出来事に対してリアリティーを持てないとー
やっぱり印象にも残らない。
だから平和教育でー
一生懸命湾岸戦争を教えてもー
あまり効果はあげられないんじゃないかってゆー。
===================
⑤平和教育の「乖離」
===================
1.理念と現実のギャップ
「平和憲法は現実的でない!」
という意見もあります。
が、もともと憲法というのは国家の理想を示すものなのでー
それ自体は問題ない。
ただ先生がおっしゃったのはー
理念と現実を結ぶ「回路」がないのは問題!
ということ。
つまり、
これまでの平和教育は、
憲法9条の理念と現実を結び付けることをしてこなかった。
だから平和のための武力を肯定してしまったり。
非暴力による国際紛争の解決方法というのはー
教えているところでは、教えているそうです。
こういった教育が必要だと。
2.戦争と自分たちの乖離
そして、前述のとおりー
戦争や当時の生活に対するリアリティのなさ。
戦争の話を聞いてもー
「昔の人は大変だった」
「今に生まれてよかった」
とは思うんだけどー
その先を考えない。
「どーすれば平和になるか」
ということ。
それは、当時の状況がー
あまりにも日本の状況と違うから。
例としてこんなことを挙げてらっしゃいました。
例えば生存権の教育でー
朝日訴訟がとりあげられるそうです。
「朝日訴訟」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E8%A8%B4%E8%A8%9F
(wikipedia)
獄中で年間でハブラシは一本しか与えられなかった
という話。
ひどいはなしーって思うけどもー
現代の生活と違いすぎて
イマイチ実感がわかないんだと。。
それよりもー
生活保護を受けてる人がー
エアコンや車が持てる、持てない
っていうテーマの方が受け入れられやすい
とのことです。
たしかにそうだと思いました!
エアコンなら分かりやすい!
===================
⑥じゃ平和教育ってどうすりゃいいのか。。
===================
では平和教育はー
これからどうすればいいのか。。
上でもちょっとずつ出てきましたがー
おそらく
1.リアリティを持たせること
2.自分で考えること
という解が出てくる。
例えば、今実践されている教育として
自由の森学園の平和教育。
生徒に問いかけます。
「ドイツで長さ馴染みがユダヤ人だったら、あなたはどーするか」
かばえば自分の立場があぶなくなる。
そうしなければ、幼馴染は死ぬ。
という究極の場面をー
シュミレーションしてみることです。
すごい厳しい質問ですよね;;
この手法のゴールはー
「なぜそーなったの?」
を引き出せるか。
この質問を引き出せたらー
どの段階でその状況を回避できたかを考えるそうです。
なるほど!
確かに質問攻めにされたらー
めっさ考える!
ただ教科書的に教えるのではなくー
リアルな感覚を持たせてー
自分で考えさせること
これが平和について「考える」
ことにつながるのだと思います。
--------------------
僕は
戦争はダメだ!
平和な社会に生きたい!
と思います。
でも一方で世の中の動きはちょっと違う。
憲法改正の動きやー
自衛隊の海外派遣やー
防衛費の増加など。
世の中はキレイごとでは済まないしー
結局、国家間のバランスをとるためにはー
武力でどーにかするしかないのかなートカ。
平和平和ゆってるけどー
結局、武力なくして平和ってどーやって実現するんだぁ?
という。。
そんな意識が、憲法改正等々の流れを呼んでいるとえいる。
要は、
非武力で解決する方法を知らなかったり
「平和教育」がキレイゴトで終わってしまっている
現実があるのだと思います。
僕もつくづくー
平和ってむずいーーー!
って思います。
もちろん、答えは1つじゃない。
平和実現のためにはー
いろいろな方法があるのだと思います。
何が良くて何が悪いかは知らない。
(オレは戦争は良くないと思うが。。人死ぬから。。)
自分で考えー
頭だけでなく、
体に落とし込めるような
そんな機会が必要です。
そのために、
例えば戦争体験者の話があったりする。
こんな話があったそうです。
沖縄の元ひめゆり学徒隊員の体験談を聞いた高校生がー
「言葉がこころに届かない」と発言した。
それは、相手との間に壁があったから。
でも
元ひめるゆと高校生らとの間でー
パーティーやゲームをしたり、学生生活について語らう場を作るとー
高校生も相手が自分と同じ「普通の人」であることに気付く。
そういうフラットな関係になってはじめてー
相手の話が心に届く。
(参考:下嶋哲郎『平和は「退屈」ですか』岩波書店、2006年)
体験を伝承する方法も様々、
平和を考える方法も様々。
多くの今の若い世代は決して
戦争を望んでるわけじゃない。
でもなんか良くわかんなくなっちゃってるだけ。
誰だって血を流すのは好きじゃない。
だったら今のうちにー
もう一回、
どうしたら平和な世界を実現できるかー
ロールプレイみたいな手法も取り入れながらー
みんなで、本気で考えみればいいー
大切な教育です。。
東京女子大学准教授(平和教育学)の竹内久顕先生
の講演を拝聴しましたっ!
内容は
「平和教育の課題と展望」
的な。
平和教育の歴史、現状とー
これからどうすべきかとうことろを
うかがえました。
僕といえば、非常に共感してしまってー
大変興味深い講演でした。
少しまとめます。
====================
①日本の学校では「平和教育」ができない!?
====================
日本ってのは変ってるようでー
「平和教育」って教育現場でゆっちゃダメらしいです。
文科省が決めたという。。
今回はなぜ?ってとこまでは詳しくお話されませんでした。
僕の感覚としては、やっぱり何か国の良くない思惑を感じてしまう。
(思惑ってか色々パワーバランスはあるから、ある意味当然の流れなのでしょうが、オレはあまり好きじゃない。)
でも一方でー
日本の平和研究は世界最高レベル。
15年戦争の加害やー
原爆の体験があったりしてー
第二次大戦以降の研究は盛んだそうです。
且つ、
日本の教師はー
すごく勉強熱心らしい。
自分たちで自主的にグループを作ってー
勉強会などを積極的にやるとのこと。
====================
②平和教育の歴史:「被害」「加害」「抵抗」の学習
====================
そんな勤勉なセンセー方がー
一生懸命、平和な社会のために教育現場で教えてきたわけですがー
近年の平和教育や世論の流れをみると面白い。
○70年代~80年代○
平和教育が広がっていってー
「被害」の学習が盛んに。
○80年代~○
教科書問題の時期。
「近隣諸国条項」が出て来てー
「加害」の学習が盛んになってくる。
ただし、
「加害」の学習ばっかりだと雰囲気が暗くなるからー
「抵抗」の学習も進むようになったそうです。
これはつまり、戦争の中にあっても平和を求め続けた人の話などですね。
○90年代~○
「歴史修正主義」出てきます。
分かりやすいのだとー
小林よしのりの『戦争論』トカ??
ざっくり言うとー
平和教育への攻撃ということです。
○90年代後半○
ほんで、この「歴史修正主義」にー
若者が食いつきます!
○2000年~○
「自衛隊に入ろう!」@渋谷w
みたいな広告とかが街で普通にみられるようになります。
ぁと「9条を変えよう!」みたいな公約とかも出てくる。
30年前だったら、こんなん公言できる社会の雰囲気ではなかったそうな。
====================
③自衛隊の印象アップ
====================
近年、自衛隊の好感度がアップしてます。
自衛隊といえばー
東日本大震災で、その救援活動等が非常に評価されました。
(被災地に入って活動したことはホントにすごい!)
ただ近年の自衛隊の好感度アップはー
震災時の援助だけじゃない。
やはり、
国家防衛のための集団として支持されてきた。
最近、日本人は
中国とか北朝鮮の脅威を気にするでしょ?
なんでこーなったかというとー
国民の関心が変わってきたからだといます。
9・11以降、「テロ」が関心事だった。
でもー
今はミサイルの話もあって「北朝鮮」
急激に経済成長を遂げGDP世界2位になった「中国」
ここに関心が移ってきました。
だからー
中国や北朝鮮が攻めてくる!(危機意識)
⇒守らなきゃ!
⇒自衛隊が守る!
⇒守るためには、軍事力必要じゃん。
と、すごくざっくりですが、そんな今の流れ。
====================
④これまでの平和教育の反省:「臨場感ねぇ」
====================
でもこれってー
もともとの平和教育の趣旨と逆行してる。
センセーが一生懸命にー
平和は大切だ!
戦争はいかん!
ってゆってきたのに。。
これが何を意味するかというとー
要するに、
今までの平和教育に問題があったということです。
1つはー
戦争に対する世代間の印象の違い。
例えば、湾岸戦争。
教科書でも衝撃的な写真があったりー
オレの親世代はすごくショックをうけたそうな。
でも正直ー
僕(22歳)はあまり印象にない。
教科書にのってる過去の戦争こと。
極端に言うと、日露戦争も湾岸戦争も同じよーなもん。
という。
(湾岸戦争も、現代の社会情勢と無関係ではないのかもしれませんが。)
どっちかっていうと、僕ら世代はー
9・11の方が臨場感があります。
なにせテレビでみたからね。
この世代間の9・11と湾岸戦争のギャップみたいなのはー
ベトナム戦争と湾岸戦争にもいえる。
世代によって戦争に対する肌感覚が違うんです。
だから、今の若い世代にー
最近の重大な事件である
湾岸戦争の話をしてもー
しっくりこなかったりする。
出来事に対してリアリティーを持てないとー
やっぱり印象にも残らない。
だから平和教育でー
一生懸命湾岸戦争を教えてもー
あまり効果はあげられないんじゃないかってゆー。
===================
⑤平和教育の「乖離」
===================
1.理念と現実のギャップ
「平和憲法は現実的でない!」
という意見もあります。
が、もともと憲法というのは国家の理想を示すものなのでー
それ自体は問題ない。
ただ先生がおっしゃったのはー
理念と現実を結ぶ「回路」がないのは問題!
ということ。
つまり、
これまでの平和教育は、
憲法9条の理念と現実を結び付けることをしてこなかった。
だから平和のための武力を肯定してしまったり。
非暴力による国際紛争の解決方法というのはー
教えているところでは、教えているそうです。
こういった教育が必要だと。
2.戦争と自分たちの乖離
そして、前述のとおりー
戦争や当時の生活に対するリアリティのなさ。
戦争の話を聞いてもー
「昔の人は大変だった」
「今に生まれてよかった」
とは思うんだけどー
その先を考えない。
「どーすれば平和になるか」
ということ。
それは、当時の状況がー
あまりにも日本の状況と違うから。
例としてこんなことを挙げてらっしゃいました。
例えば生存権の教育でー
朝日訴訟がとりあげられるそうです。
「朝日訴訟」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E8%A8%B4%E8%A8%9F
(wikipedia)
獄中で年間でハブラシは一本しか与えられなかった
という話。
ひどいはなしーって思うけどもー
現代の生活と違いすぎて
イマイチ実感がわかないんだと。。
それよりもー
生活保護を受けてる人がー
エアコンや車が持てる、持てない
っていうテーマの方が受け入れられやすい
とのことです。
たしかにそうだと思いました!
エアコンなら分かりやすい!
===================
⑥じゃ平和教育ってどうすりゃいいのか。。
===================
では平和教育はー
これからどうすればいいのか。。
上でもちょっとずつ出てきましたがー
おそらく
1.リアリティを持たせること
2.自分で考えること
という解が出てくる。
例えば、今実践されている教育として
自由の森学園の平和教育。
生徒に問いかけます。
「ドイツで長さ馴染みがユダヤ人だったら、あなたはどーするか」
かばえば自分の立場があぶなくなる。
そうしなければ、幼馴染は死ぬ。
という究極の場面をー
シュミレーションしてみることです。
すごい厳しい質問ですよね;;
この手法のゴールはー
「なぜそーなったの?」
を引き出せるか。
この質問を引き出せたらー
どの段階でその状況を回避できたかを考えるそうです。
なるほど!
確かに質問攻めにされたらー
めっさ考える!
ただ教科書的に教えるのではなくー
リアルな感覚を持たせてー
自分で考えさせること
これが平和について「考える」
ことにつながるのだと思います。
--------------------
僕は
戦争はダメだ!
平和な社会に生きたい!
と思います。
でも一方で世の中の動きはちょっと違う。
憲法改正の動きやー
自衛隊の海外派遣やー
防衛費の増加など。
世の中はキレイごとでは済まないしー
結局、国家間のバランスをとるためにはー
武力でどーにかするしかないのかなートカ。
平和平和ゆってるけどー
結局、武力なくして平和ってどーやって実現するんだぁ?
という。。
そんな意識が、憲法改正等々の流れを呼んでいるとえいる。
要は、
非武力で解決する方法を知らなかったり
「平和教育」がキレイゴトで終わってしまっている
現実があるのだと思います。
僕もつくづくー
平和ってむずいーーー!
って思います。
もちろん、答えは1つじゃない。
平和実現のためにはー
いろいろな方法があるのだと思います。
何が良くて何が悪いかは知らない。
(オレは戦争は良くないと思うが。。人死ぬから。。)
自分で考えー
頭だけでなく、
体に落とし込めるような
そんな機会が必要です。
そのために、
例えば戦争体験者の話があったりする。
こんな話があったそうです。
沖縄の元ひめゆり学徒隊員の体験談を聞いた高校生がー
「言葉がこころに届かない」と発言した。
それは、相手との間に壁があったから。
でも
元ひめるゆと高校生らとの間でー
パーティーやゲームをしたり、学生生活について語らう場を作るとー
高校生も相手が自分と同じ「普通の人」であることに気付く。
そういうフラットな関係になってはじめてー
相手の話が心に届く。
(参考:下嶋哲郎『平和は「退屈」ですか』岩波書店、2006年)
体験を伝承する方法も様々、
平和を考える方法も様々。
多くの今の若い世代は決して
戦争を望んでるわけじゃない。
でもなんか良くわかんなくなっちゃってるだけ。
誰だって血を流すのは好きじゃない。
だったら今のうちにー
もう一回、
どうしたら平和な世界を実現できるかー
ロールプレイみたいな手法も取り入れながらー
みんなで、本気で考えみればいいー
大切な教育です。。