みなさま、こんにちは。

前回の投稿から、ずいぶん時間が空いてしまいました。

 

忙しかった、というのも確かなんですが、

それ以上に、「今はまだ言葉にしたくないな」という気持ちのほうが勝っていたのかもしれません。

 

言葉にならない思いって、案外しぶとく居座るんですよね。

 

会社の合併を経て、働き方は大きく様変わりしました。これまでのような仕事への関わり方はもうできなくなったのに、変わらぬ成果や姿勢を求められる日々。

 

その違和感と静かに向き合いながら、今も少しずつ「交渉という名の対話」を続けています。

 

私はこれまで、「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」という考え方のもとで、雇用形態や肩書きを越えて、どうすれば一人ひとりが力を発揮できるか、どうすれば孤立せず、つながっていられるか。そんなことを考えながら活動してきました。

 

それは私自身の価値観でもあり、会社が掲げる理念でもあったから。

 

でも、合併後の新しい会社で感じるのは、その「E(エクイティ)」が、すっぽりと抜け落ちている現実でした。

 

古い体質。目の前にあるのは、役職や雇用形態で線を引き、「あなたは内側、あなたは外側」と、見えない区別をする世界。

 

誰もはっきり言わないけれど、伝わってくる空気。

 

「あなたは、もうチームの一員じゃない」って言われているような感覚。

 

しかも、そうした空気をつくっている人に限って、やたら偉そうにしているし、こちらから見れば、どこか空虚な自信にすがっているようにも見えて、なんだか、ちょっと可哀そうだなって思ってしまったりもして。

 

でも、そんなふうに感じてしまう自分にも、また小さな自己嫌悪が湧いたりするわけです。

 

ほんと、感情ってややこしいです。

 

ストレスもたまるし、気持ちも揺れる。

でも最近になって、ようやく少しずつ気持ちの整理がついてきました。

 

私は、誰かの評価で自分の価値を決めないし、誰かを下げることで自分を保つようなことも、したくない。これ本当に大嫌い。

 

だから、今は無理に「内側」に戻ろうとはせずに、「外側」に立った今の自分から見える景色の中で、できることを大切にしたいと思っています。

 

もちろん、今いる場所だって新会社の組織の一部だし、完璧じゃありません。もちろん色々な制限がかかり、以前のような働き方が出来るわけではない。だけど、まだ誠実に向き合ってくれる人がいる。私を仲間だと思って、ONEチームとして必要だと迎え入れてくれる人たちがいる。その人たちと一緒に、できることを淡々とやっていきたいと思いました。

 

一方で、コーポレート側の新しい組織には、残念ながら、今は何の感情も持てません。

 

情報も来ない、まるで「最初からいなかった人」みたいな雑な扱い。

 

そんな中で、「これからも過去の取り組みについてアドバイスが欲しい」「他部署との連携調整や、横断的な施策推進のリードとして動いてほしい」


・・・そんなふうに声をかけられたとき、正直、強い違和感がありました。

 

「それを求めるなら、なぜ私は今、外側にいるの?」って。

 

最初のうちは、すごく腹が立ちました。成果や、面倒くさい調整対応だけを求められて、立場は曖昧なまま。まるで「便利屋」みたいな雑な扱いに、久しぶりに「憤怒」なんて感情を思い出したほどです。

 

その感情と折り合いをつけるには、少し時間が必要でした。

 

今の私は、その状況を嘆くでもなく、怒るでもなく、ただ静かに、距離を取ることにしました。「どうか、良い会社になりますように」とだけ願っています。無理に愛そうとすることをしないだけです。

 

でも、だからこそ、私には私の場所でやることがあると思えました。

線の内でも外でも、自分が信じる働き方を通して、誰かのささやかな支えになれる存在でいたい。

 

いつかまた、「この会社、やっぱり好きだな」と思える日が来たら、

それはきっと、すごくうれしいこと。

 

でも、たとえそういう日が来なくても、私は自分らしくいられる場所を、大切にしていきたいと思っています。

 

…というわけで、「JUNONの小部屋」、しばらく私の投稿は不定期になります。

 

気持ちが整ったときや、ふっと恋しくなったときに、また戻ってこられる場所であればいいなと思っています。いつもお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

 

NONさんも、自分のペースで、自分の言葉を、無理なく、自然体で投稿してください。

 

お互い、変わらずにいたいと思うけれど・・・・・

でも、変わっていかないといけないんだよね。

 

その矛盾を抱えながらも、ちゃんと歩いていけたらいいなって思っています。

 

 

 

 

 

 

それではまた

魔女になるもの大変だ!

Jun-JUNON