月曜日ですー。また1週間が始まります。

昨晩はまたまた眠れず、何か短い映画はないかとPrime videoお勧めの中から選んだのは「every day」という映画です。

 

2016年の映画かな?「あたりまえだった二人の日常が、特別な時間に替わっていく」という宣伝文句に魅かれて決めました。

 

手塚悟監督の初長編監督作品だそうです。

 

月曜日の朝、主人公晴之の目の前に交通事故にあい昏睡状態で病院にいるのはずの恋人・咲が現れます。夢が幻かその違和感に戸惑う晴之に咲が伝えます。「時間をもらったのね、1週間。」

 

 

 

それなのにこのダメダメ主人公はこの貴重な1週間をダラダラと普通に過ごしてしまうのです。

 

「なんで早く家に帰らないのよ」とか「もっと他にやる事あるだろ!」とか主人公の晴之に対してはツッコミどころ満載でした。

 

でもいつもそこにいた人がいきなりいなくなっったとして、なんとなくそこには実感が湧かない。それが現実なのか非現実なのか分からないそんな感情をこの晴之のいい加減な性格がうまく表しているのかもしれないと思いました。


これって残酷だよねと咲に告げる晴之の言葉もそのヒトツ。

 

そんな特別なのに特別でない日常の中で咲から作ってもらったおにぎりを会社の屋上で頬張る晴之に定年退職を控えている同僚のおじさん(吉田さん)が話しかけます。

 

「いいですねぇ。おむすび」吉田さんの手にあるのはコンビニで買ってきたおにぎり。

 

「何言ってるんだ?」という顔の晴之に吉田さんは続けます。

 

「愛する人の無事を祈ってむすぶのが、おむすび。手に塩、手塩にかけて、ただ握ったのがおにぎり。わたしのこれはおにぎり。それ、おむすび。いいですね」

 

晴之には晴之の事を考えておむすびをむすんでくれる咲がいたんですよね。それは今まではあたりまえのようにあったもの。だけれどもう食べられることが出来なくなるかもしれないもの。晴之はこの吉田さんの言葉をどう理解したのだろうか。

 

この映画はお別れする為の心の整理を描いているのかなぁ。晴之と咲の関係性・・結婚してる・・いや。。まだしていないんだ。とハッキリしない部分も多くてなんとなくどの視点で観ていいのかがわからなくて、モヤモヤしちゃいました。

 

ただ・・・・・・

 

あの時、ちゃんと伝えておけば・・・・

あの時、一緒に帰っていれば・・・・

あの時・・・・・

 

「あの時こうすれば」なんて考えるのであれば何故「その時」に考えられなかったんだろう。いや。。。なぜ考えようとしなかったんだろう・・または言えなかったんだろう。


あの時の気持ちを相手に伝えるチャンスは永遠にあるわけではないのですよね。相手がいなくなることや、自分が伝えられない状況になることだってどんなタイミングで何が起こるかなんて誰にもわからないんですもんね。

 

自分の手の中にあるものが、いつか無くなって消えてしまうかもしれないなんて、考えることもしないもんね。当たり前の日常は思っているよりも儚いものなのかもしれないですね。

 

だからその時、その瞬間を大切にしないといけないんだよなぁ。

わかっちゃいるんだよぉぅうううう・・・・

 

映画の最後は病院からの電話で晴之が病院に向かうところで終ります。

「おかえり」を咲に言える結末ならいいのになぁ・・・

 

「おはよう」「おかえり」「ただいま」そんな言葉を言い合える人が居るという事がどんなに幸せな事か

 

昨日と今日は同じように淡々と繰り返されるように見えるけれど、本当はそんな日常こそ奇跡で愛おしい日々なんだよなぁ~なんて思いながら眠りについたのでありました。


今朝は寝坊して、出勤途中でブログ書いています。

 

 



 

 

 

 

さあ、またいつもの日常が始まります。皆様も良い1日を

 

魔女になるのも大変だ!Jun-JUNON