今日は出社です
出社だとペースが狂います
今日は‥と言いながら
実はこれは前日の夜に仕込んでいます
普段は朝7時から9時までをブログを読んだり
書いたりする時間にしているんです。
それでお昼にUPするのですが、
出社の時はブログを書く時間がなーい!
そんな事は さておき、
早速 毎度おなじみ
カードのお話といきましょう
ここのところ続いてますな
今日は昨日話題になった
「愚者」のカードのお話し
実は「愚者」は説明しにくいカードなので
避けていたのですが
カードの方から催促された!感じです。
「愚者」は大アルカナの中では唯一歩いているように見えるキャラクターなんですよねぇ
「愚者」が移動していることに関しては、
「1」から「21」までの各カードを順を追って渡り歩く、このタロット曼陀羅の中を何らかの目的を持って旅する人と解釈する説
と
他の21枚の大アルカナを、まったく意識せず、自由気ままに歩き回る無計画な放浪者と解釈する説
の二通りが存在しています
マルセイユ版とウエイト版では
「愚者」の向かう方向が違っているのも
面白いですね。
諸説ありますが、マルセイユ版は左を過去、右を未来としているために「愚者」は過去から「未来」に向けた旅をしていると言われています。
また、マルセイユ版の「愚者」はあきらかに「ピエロ」のような道化師の衣装なのですが、ウエイト版では派手ではありますがこじゃれた服装になっています。ピエロには見えないですよね。
この服装にも意味があるようで服に描かれている花は朝顔。朝顔は始まりとチャンス。手に持つ白い花は純粋さを表しているのだとか
「愚者」はなにやら袋を持っています。
そのふくらみからどうやらそれは空っぽではなさそうですが何が入っているにしても「愚者」はさほど大切だと思ってなさそうですね。扱いが雑!
「愚者」のあしもとには犬がいます。
マルセイユ版の犬は「愚者」にじゃれついているようにも見えます。または襲いかかっているのでしょうか?身体の後ろがフレームアウトしているためよくわかりません。
一方ウエイト版では「愚者」は崖の上にいて今にもおちそうな様子です。足元が危険なことに気づいていない様子。
「愚者」の後ろの白い犬は「危ないよ!」と警告しているようにも見えますね
さて、このカードの最大の特徴は何と言っても
「番号が無い」ことなのかもしれません。
ナンバーの無いこのカードは
タロットの並び順に関係ない、言ってみれば「はみ出し者」!?
ルールや秩序から除外され「すべてどうでもいい存在」なのかもしれません。あるいは全てを免除されたものすごく「優遇されている存在」?!
いずれにしてもそんなことは
「愚者」にとっては
まったく興味がなさそうです。
「どれか価値があり?どれが価値がないのか?」
または、
「何が正しくて、何が間違っているのか?」
そんなこと「愚者」とっては
「どうでもいいこと」なのです
ではこのカードは一体何を伝えに来ているのか?
もし悩みを打ち明けた相手から
「あなたの悩みなんて、興味なーい」
なんて言われたら
「なによ!」と憤慨しますよねぇ
でも、ちょっと考えてみてください。
もしこれが反対の立場だったら?
誰かの悩みとしてあなたが聞いたとしたらどうでしょうか?
「そんなにシリアスになる必要なんてないよ」
「考え過ぎじゃない?」
なーんて、答えているかもしれませんよね。
これこそが「愚者」の視点
なのではないでしょうか?
つまりそれは、自分の悩みじゃないから
自分にとっては関係ないこと、
どうでもいいこと・・
こうやって、客観的に自分の悩みをとらえる事が出来たら、シリアスになってた自分をバカバカしく思うなんて事もあるかもしれませんよね
このカードは 何となく煮詰まっている自分に
または目の前の目標ばかり追いかけて視野が狭くなっている自分に
「そんなに深く考えてばかりいないでさぁ
ちょっとはなれた視点で自分を見てみたら?
そこからまた 何かを選択したっていーじゃない?」
なぁ~んてことを伝えにきているのかもしれませんね
魔女になるのも大変だ!Jun-JUNON