GWはあっという間に
終わってしまいましたね~~
今日は朝から在宅で
仕事をしているわちきでありんす
さて 今日もカードのお話です。
今日出てきたカードはこれ
9番隠者のカード
このカードもウエイト版と大きく構図が
変わっていないカードです
では早速カードを見てみましょう
何やら外套のようなものを
身にまとった老人がランプを翳しています。
隠者とは「俗世との交わりを避けて
ひっそりと住む人のこと」だそうです。
それにしてもこのおじさん・・
いやおじぃちゃん?
青い外套を身にまとっていますが
その下には赤いフードがついた
ローブのようなものを着ている?
そして左手が水色。。。
これどこかで見たような気がする
と思い、カードを確認すると
教皇の左手が同じく水色です。
なんとなくこの二人似てるわぁあああ
という事はこの隠者は教皇が
引退した姿なのでしょうか
隠者のカードは
よく見るとなにやら背中のあたりが
膨らんでいる。。。出っ張っている?
全体的に妙にずんぐりとしている気がします。
背中が曲がっているならば
杖にもたれかかるように
バランスをとるはずだけど、
なぜか杖は空中に浮いているようで
力がかかっているようには見えません。
なんだろうこれ。。。
この杖の形も気になります
ウエイト版ではそこまでの違和感はありません
ひとりの老人が杖とランタンを持ち
雪山の上に立っている感じかな
ウエイト版の方が仙人感が強いです
マルセイユ版のカードの持つ意味は
高尚な助言、精神、慎重、
思いやり、単独行動となっています。
一方ウエイト版では
意識の変化 イニシエーション、
無事に乗り切ることの出来る内的葛藤、
他者と自分自身を照らす人物
とより人々を導く
精神的教師のようなイメージですね
さてと。。。
マルセイユ版の隠者にもどりましょう
隠者がランタンを翳して
見ているのは左側です。
つまり未来ではなく過去を照らし、
見ていることになります
このランタンの光の先にあるものは
一体何なんだろうか
私はこのおじいちゃんがランタンの光で
過去や経験を照らし、その経験を、
さらなる成長のために活かそうとしている
つまり・・・
「目の前のものが本物かどうかを
今までの自分の経験や知恵を使って
見極めている姿」
に思えてならないのです
成長と言っても、
隠者は若者に比べて
それほど 輝かしい未来が
待ち受けているとは思えません
新たな人生を切り開く力は弱くなっている。
栄華を望む欲も昔ほどなくなってきている。
なぜならば隠者は
「既に年老いている」からです。
その為、金銭や社会的成功を
示すカードとは少し違うのかなぁ
という感じがします。
あぁああ。。。そんな風に言ってしまうと
少し悲しい
でも、でもですよ。
確かに若さはないけれど
多くのものを見て、
多くのものを聞いてきた、
そんな経験と知恵は豊富にあり、
真実を見極める力は昔より強くなっています。
私にはこの隠者のカードは
誰に言われたからでも勧められたからでもなく
自分自身で見て、聞いて感じたものを
基準として 心を決めたその時に
光の先にある真実にたどり着けるんだよ
と伝えるために
やって来る気がしてならないのです。
魔女になるのも大変だ! Jun-JUNON