さて今日も気になるカードのお話
この前のんさんに一番好きなカードは?
と聞いたら 返ってきた答えは
「8番の正義のカード」でした
マルセイユ版タロットの正義は
ウェイト版だと11番となっている
カードなんだよね。
マルセイユ版だと8番が正義
11番が力なんだけれど
ウエイト版だと8番が力
11番が正義のカードとなっているの
マルセイユ版の正義のカードが持つ数は8
この「8」という数字は
2つの○を一筆で繋げた形だから
なんだか天秤の2つの皿を
垂直に並べた形を想像させるなぁ
盛期ルネサンスを代表する画家
ラファエロの書いたフレスコ画
「正義」の義人像には タロットと同じように
「秤」と「剣」が描かれています。
もともと「秤」と「剣」は
ヨーロッパにおける絵画の中で
正義を擬人化する モチーフなのだそうです。
え?なぜこのフレスコ画を説明したか?
ですって?・・・それは
私が好きな絵だからです!
さてさて・・・正義のカードの
お話に戻りましょうか
まず正義の定義はなにか・・・・
あらためて辞書で調べてみたら
「正義」とは「正しいこと」、
「道理にかなっていること」
とありました。
では「JUSTICE・ジャスティス」って
どうなの?っと同じく辞書で調べると
「公平であること」「妥当」「公正」
とありました。
とうことはそれが「正しいことか?」
というよりも「公平で適正か?」・・・
と言う事がポイントのような気がしますね。
リーディングの際には
この辺をどう伝えるかが難しいです。
もう一度絵を眺めてみると
武力の為の「剣」ではないような気がします。
ではこの「剣」は何の為に?
私は感情や憶測と言ったあいまいなものを
切り捨てる為なんじゃないかと思うのです。
そしてフラットな気持ちで
自分の望むことに対して
自分の努力は釣り合っているのだろうかと
感情に流されること無く、
冷静に正しく判断してみる。
そんな時間を持つことが出来たら
答えが見えてくるのかもしれない
と思うのです。
また左手の天秤が、
同じ受け皿にもかかわらず
ちょっと傾きながら
均衡を保っているように見えます
これを言うと「え??」っと
言われるのですが
私にはそう見える!そして
これは「公平」とは必ずしも
「左右対称」ではないということを
表しているのかもしれないなぁと
いつも感じるのです
世の中、楽しくて楽な事ばかりでは
無いですからね。
面倒な事や嫌な事も沢山、
たくさん起こります。
勿論それを 避ける事が出来れば
らっきー!
なのかも知れませんが
避けられない、逃げられない事もあるし、
避けてはいけない、逃げてはいけない
事もあると思うのです。
でもそれって楽しい事と同じくらい、
自分にとって 大切で重みのあるもの
なんじゃないでしょうか
このカードは
現在の状況を見て、自分の行動が
本当に自分のために
プラスになっているのかどうか?
本当に適正な努力なのかどうか?
を再確認してみるようにと
伝えに来ているような気がしてならないのです。
魔女になるのも大変だ! Jun-JUNON