先日の休日に何気なく部屋の片隅を整理していたら、母校、都立富士高校の創立100周年記念「大人の文化祭」のお知らせが出てきました。
日程を確認すると、まさに、今日‼
早速行ってみることにしました。
なんとなく、高校時代の友人にも連絡したくなって、「今から大人の文化祭に行ってみます!」とLINEすると、さっきまで行っていたとのこと😳
会いたかったね、残念~‼と伝えて、
残念だけと、懐かしい友達と繋がれた嬉しさを感じながら、会場にむかいました。
都立富士高校は「第五高女」という女子高校が母体ということは知っていました。
高校時代の時から、だから素敵な女の子が多いのかな~と感じていました。
会場には、富士高校の100年の歴史をたどる、
「歴史館」が展示されていました。
あの自由な、生徒の意思を尊重する気風はこんな歴史に培われていたんだと感慨深く展示を見ました。
日米安保条約に反対する学生運動が盛んだった時に、当時の校内の生徒に対する自由を抑圧するような学校側の管理体制を批判する卒業生代表の13頁にわたる手書きの答辞は読んで感動しました。
この答辞が、その後の生徒の私服容認や自由を尊重する校風に与えた影響は大きかったと解説されていました。
私自身、当時私服で高校生活をおくれることに、とても自由を感じていました。
それも、一朝一夕で得られた自由ではなかったんだな~と思いました。
また、富士高校の前身、「第五高女」は女性で財を成した峯島喜代さんが、死期をさとった時に、
「理屈詰めの良妻賢母教育ではない、実践的な女子教育をする学校を東京府につくってほしい。」と東京府に土地と50万円(今の価値30億円)を寄付したことで開校したそうです😳
今の新宿歌舞伎町の土地が寄付され、初めはそこに建てられたそうです。
知らなかった~!
「仕事館」という富士高校卒業生の仕事を紹介している展示があり、
小説家の有吉佐和子さん、池澤夏樹さん、和田竜さんは富士高校出身だったのか、読んでみよう!と思ったり、
うる星やつらのラムちゃんの声好きだった~
声優さんの 平野文 さん、富士高校の先輩だったんだ~と思ったり、
コメダ珈琲店いつか行ってみたい✨と気になっていたけど、社長が富士高校出身なんだ~とか、
自宅の売却でお世話になった不動産仲介業者の社長が富士高校出身だったり、
やっぱり色々ご縁ってあるんだな、と思いました。
私の母は読書家で、割と色々なことに興味を持つ人で、昔から、自宅に堀文子さんの「トスカーナの花野」という画集があって、私は時折見ていました。
とても凛とした佇まいの人だと感じていました。
堀文子さんをはじめ、「第五高女」の卒業生で、素敵な諸先輩方が多くいらっしゃることを強く感じました。
仕事館で、色々な諸先輩方のプロフィールと写真を見ていると、
じわじわ~と心が励まされているのが分かりました。
なんというか、感じたのです。
皆さん、それぞれ自分と向き合って、孤独な時間を持ちながらも、懸命に頑張られたんだなということを感じました。
私は今、結婚していなくて、パートナーもいなくて、子どももいなくて、
自分のことを孤独だな、寂しいな、と感じることが多いのですが、
でも、本来人はある意味で孤独で、自分と向き合うことは真摯なことで、それをしっかりしてきた人が、富士高校の卒業生に沢山いらっしゃることを感じました。
富士高校卒業生なら、富士高校の自由で生徒の個性を発揮できる校風を愛する心、分かると思います。
そんな富士高校の歴史をつくってきた人達の思い、富士高校を愛し誇りに思う集合意識を感じました。
私も富士高校を愛する卒業生の1人として、今回の富士高校創立100周年記念、「大人の文化祭」に呼ばれたんだな、と感じました。
そして、「あなたも頑張ってね✨」
と励まされたような気持ちになりました。
自分の今の立ち位置を少し俯瞰して見るきっかけをもらえた感じです。
本当に来てよかった~と感無量で、ふと携帯を見てみると、会場に来る時すれ違ってしまった友達からのLINEで、「会えるかな?と会場まで来たけど、連絡つかないから、また今度ね!」と。
LINE通話もかけてきてくれてたのに、歴史館に集中していて、気が付かなかった~
20年ぶりの再会の機会だったのに~😭
と本当に残念でした。
でも、彼女がわざわざまた会場に会いに来てくれていたことが、すごく嬉しかったです✨☺
愛する母校の歴史や諸先輩方の活躍を教えてくれた「大人の文化祭」に心から感謝しています。
