遠くなりけり | 景子のあれこれ

景子のあれこれ

楽しいこと、辛いこと、悲しいこと。
ここに吐き出して、きれいに昇華させてもいいですか?


歌丸師匠の訃報は、仕事の夕食配膳中に耳にした。

忙しい時間帯なのに、プツッと時が止まった気がした。

今でこそ曜日の全くない生活のせいでみていないが、笑点はかかさず流れてる我が家。

いつかは生で、いつかは師匠の噺を聞きたい。

そう思っていた。

痩せこけた姿だが、ずっと変わらない。

酸素は欠かせないけど声に張りがあり、背筋は誰よりも伸びている感。

年齢的にも、とうに引退しても良き時なんてこと欠片も感じさせず。

たった一度だけ、歌丸師匠にお会いしたことがある。

まだ駆け出しナースだった頃、私の住む街での高座予定の途中で受診に訪れたのだ。

当時からひどい腰痛持ちで、タクシーの運転手にこの病院がいいと勧められてきたと話していた。

テレビのまんま、真面目で清潔感のある小柄なおじさん。

何故かその時の写真がある。

ミーハーな私たちに体調不良の中でも笑顔で付き合ってくださった。

そこから笑点を楽しみになり、落語の面白さを僅かだが学んだ。

師匠の噺を生で聞けずに本当に残念でならない。

聞くと横浜在住、大好きな横浜で亡くなられたというじゃないか。

目と鼻の先、言うたら毎日通る街なのに。

横浜駅ホームに流れる「ブルーライト横浜」を「笑点メロディ」に変更したっていいんじゃないかと1人思う数日だった。

また一人逝き、また昭和が遠くなった。






約ひと月ぶりのブログ。

その間に何もなかったわけじゃない。

心揺さぶられる出来事だってあった、はず。

忙しさにも慣れ、睡眠不足も感じなくなり元気ハツラツな毎日だ。

それなりに友人もでき、それなりに楽しみができた。

忙しいなりに得た収入は、日々の生活を彩り始めている。

僅かだが先が見えるように感じる。

毎日暑い。

東京の暑さは地面からくる照り返しが1番辛いと気づいた。

フライパンの上の肉の気持ちが少しわかる。

初めて日傘を購入した。

日焼け止めを熱心に塗るが、すぐに汗でどこかにいってしまう。

止まらない汗を拭き拭き、その拭くためのタオルハンカチも買い足した。

ハンカチ買うなんて、一体何年ぶりだろうか。

この夏を無事に乗り越えられるか本気で心配する毎日だ。