もう7年、まだ7年。
今日は忘れたことのない3月11日。
地面が凸凹と波打つあの恐怖、見たことのない風景。
街が、村が、壊れた。
数え切れない命が消えた。
思い出すだけで、辛くて苦しい。
それでも。
時間は過ぎた。
命は戻らないんだから完璧はありえないんだろうけど、復興に頑張る姿に、生き続けようとする人の姿に何度も何度も涙した。
それでもまだ足りないという現実は悲しく、そして悔しい。
あの日まで、足りないことばかりを嘆いてきたように思う。
自分にないのもの、もっともっと…って。
だけどあの日、命さえあればいいと本気で思った。
自分にはこんなにもたくさんの宝物があるって知った。
悲しい出来事を通して知るなんて。
毎年の今日、それを思い出す。
忘れない。
「おかあさーん」泣き叫んだ少女はどうしているだろうか。
お母さんに会えたのだろうか…。
私の住む街では今夜7時、できる限りの消灯をする呼びかけがされていた。
灯りを消すと思い出す。
真っ暗な家の中で、石油ストーブが暖かくて明るかったこと。
一生忘れないと思う。
忘れてはならない日。