私は、世渡り上手な長女として育ってきた。
しっかりものに育てるつもりが、表面を取り繕うだけの薄い人間に成長したことに、親もさぞ悲しかったと思う。
わかっていても、同じ過ちを犯すタイプ。
それで今もまだ落ち込んでいる。
誰の事も責められない、自分が一番情けない。
一旦落ちたら、あとは上がってくるのを待つだけだ。
で、かなり浮上してきている。
一昨日の報道をみて、心底がっかりした。
飛鳥の薬物。
誰が見ても、どう考えても、おかしな様子。
それを全国ニュースに放送されてしまう。
繰り返す薬物使用、薬物依存の脅威。
強烈な副作用を目の当たりにしたのではないか。
たくさんの輝く宝物全てを、彼は失った。
手にしたたくさんの人脈や財は、相当な努力の賜物。
でも、失うのは一瞬だ。
もう誰も、彼の言葉を信じることはできない。
人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのだろう。
「もうしません」
その言葉に嘘はなかったはず。
理由は簡単。
人は弱い生き物だから。
彼もまた、外見とは裏腹な小さき心の持ち主だった。
今朝の道路はツルツル鏡面仕上げ。
子供達を送るのは、時間と道路の混み具合と道路状況のストレスフルな仕事だ。
車の中は、シーンと静まりかえっていた。
テレビでは、飛鳥の注察妄想が流されてる。
彼は今、躁状態だ。
言動を自分で止めることが困難な状態。
もういい、やめてくれ。
彼は間違ったことをしたし、取り返しのつかないことをした。
でも、彼を大好きだった人達にとって、幻覚妄想に苛まれた異常な彼はみたくないに違いない。
薬物とサヨナラし、すっかり正常になる日がくるとして。
その時彼は、パッパラパーの自分が放送された事実をどう思うだろう。
私なら。
さよならしたくなるだろうな、この世に。
有名だというだけで、世間に悪態をさらされる。
でも、これが一般人ならどうだろうか。
今一度、報道する側も、それを見る側も考えてほしい。
彼は、自分で病気の原因を作った人だ。
だけど、今はコントロール不能な病の真っ只中にいる。
救わなきゃいけないから、逮捕されるのだ。
追い込むのは、我々の眼差し。
日々、感じている。