12/4に母の脳のMRIとRI検査の結果を聞きに脳神経外科を受診してきました
結果はアルツハイマー型認知症でした。
分かっていたけど、悲しい診断でした。
今、書いてても涙が出てきます。
MRIでは海馬に異常は見られませんでしたが、RIの方で「血流がごっそり抜け落ちてる」と言われました。
先生は診察前に看護師さんが行った問診の結果では結構答えられていたので、軽いと見てたようで、結果に驚いているようでした。
普通、今の脳の状態だとそんなに答えられないそうで「これは元々頭が良かったんじゃない?」と聞いてきました。
「高等学校も出てるし、頭良かったでしょう?」と。
あとは、まだ生きてる脳が死んだ脳を補ってるんだとか。
私は、そんなに悪い状態だったことが、ショックでした。
母は「脳が休んでるんだ~」って笑ってました。
母が認知症っていう結果にショックを受けて落ち込むじゃないかと言うのも心配だったので、あまり理解出来ない段階になってるのは良かったのかも。
それも、悲しいことなんですけど。
内心はわかりませんが、とにかく夜も寝れてるようだし、食欲もあります。
「治せるの?」と聞いた母に先生は「外科の先生と違って僕はやぶだから、まだ1人も治せてないんですよ」と答えていました。
治験薬もたくさんあるけど、どれも治るというものはないそう。
私が必死に「進行は止めることは出来なくても遅らせることは出来るんですよね」と聞いても、「進行は止めらない。症状を緩やかにするだけ」「その症状もやがては落ちていく」と言う話でした。
先生から希望的な言葉は1つもありませんでした。
今は良い薬がたくさんあるというのを見聞きして希望を持っていたのに。。
病院を出て「紅葉が綺麗だよ」と母に言ったら、「ほんとだ、綺麗~」と答えた母を見て急に泣きたくなりました。
その時に撮った母は満面の笑顔です。
今の私は母のこれからのことを思うと、すぐ泣けてきます。
ぶわぁ~と、ところ構わず涙で眼が熱くなります。仕事中も運転中も。
誰にも気付かれてませんけど。
昨日は涙目で帰ったら母に気付かれると家に入る前には拭いて入ったけど、ただいまの声は掠れちゃってた。
私も母もこんな未来のために行き長らえたわけじゃないのに。
これからは、いろんなことが出来なくなって忘れちゃうのかな。
悲しい悲しい悲しい。
いやいや
そんなことばかりを考えちゃいけないので、とにかく明るく接するようにしてます
何も覚えてなくても、その時の母が幸せだと思ってくれてればいいのかも。
「何を忘れても私のことだけ忘れなければいいよ」とは伝えました。
それも難しいことだとは思うけれど。
私は初詣でも、お祈りする時は昔から最初に願うのは母のことです。
ある意味、母にとっては嫌なことを忘れて幸せだと思えるのかもしれない。
私の病気のことも忘れてるようです。
言うと思い出すけど「どこだっけ?」といった感じです。
母自身、自分の変化は分かってるようで、あんなに復帰したがってて、復帰初日は「楽しかった~」言ってた仕事も「もう、年内が潮時かな」と言っています。
「何か大きなミスをするんじゃないか」と不安を感じてるようです。
これからは、好きな老人の集まりを見つけて、楽しく過ごしてもらいたいと思っています。
一見ひょうきんでも、なかなか気難しい母だから、お年寄りの輪に入れるか心配ではありますけど
病院帰りに一緒に市役所で色々と集まりを聞いてきました。
一緒にお年寄りの施設の見学にも行きたいし、地域包括センターにも行きたいけど、平日の昼のみで、有給残り1日の私にはキツすぎる
行政、少しは務め人の介護者のことも考えてほしいな。
まだまだ連れて行ってあげたいところもたくさんあるのになぁ。
休みもお金もない
そんな、母ですが、まだまだ食事も作るし、風呂も沸かします。
色々と怪しくはありますが、まだまだ日常生活には支障はないです。
会話も楽しく出来てます
ご近所さんには知られたくないと言うので、MRI検査に付き添ってもらった方に「どうだった?」と聞かれて「定期的に経過をみていきましょうって話だった」と答えたら、「良かった~」「やっぱり一時的なものだったのよ」と嬉しそうに言われました。
複雑
けど、周りの人にはまだおかしいとは思われてない様子。
時間の問題かもだけど。。
いつかは。。と思うとゾッとするけど、そんな起こってもない未来を暗く考えてても、同じように時は過ぎるので、なるたけ明るく考えなくちゃ。
大切な「今」まで潰さないように。
癌の特効薬に続いて、認知症の特効薬も「早くしてくれ」と思うものに加わりました。
とりあえず、明日はCT&採血の結果です。
ほんとに頼むよ