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自分に近い人がなくなった時はひとというのは悲しむものである。

では「近い」の定義とは何だろうか。それは全ての人に共通した定義なのか。

「近い」というのはそれぞれ人によって当然違う。

しかも「近い」というのは考え方を変えれば今からでもいくらでも定義変更できる。
もちろん「近い」という形容詞だけではないが。

ある人は、家族の不幸しか気にしないかもしれない。

またある人は、自分が住んでいる町の不幸まで気にするかもしれない。

またある人は自分の住んでいる国の不幸まで気にするかもしれない。

またある人は自分の住んでいる地球の不幸まで気にするかもしれない。

視点を変えてみれば見える、感じる世界が変わってくる。


この木なんの木と聞かれた時、「桜の木」と答えられるのはなぜだろうか。

それは恐らく個人個人の中にある「桜の木」のイメージと似ている部分が多いために

「桜の木」と断定したのだと思う。

同じことは様々な事に言えて、明日会う約束をしている親友を認識するときも同じだと思う。

要するに、その人の中で「この人は私の知っているあの親友である」という仮説を立てて、

それを瞬時に分析し、仮説検定を行っているのだと思う。

結局、人間の世界というのは脳による認識の世界にすぎないのだろう。