「わかっちゃいるけど、やめられない」1961年にハナ肇とクレイジーキャッツが産んだ昭和の大ヒット作「スーダラ節」の歌詞で最も印象に残ります。ドーパミン中毒を最もわかりやすく表した言葉だと思います。

 

この歌の中で「やめられない」ことは、はしご酒だったのですが、令和の現在においては、お酒以外でドーパミンを出すドラッグ(あえてドラッグと言います)は、多種にわたります。スイーツを形作る砂糖もそうでしょうし、最近大量に見られる映画やドラマ、最も強力なSNSは、お酒のような年齢制限がありません。最近、これら「ドーパミン系ドラッグ」の恐ろしさを実感しているところです。

 

ドーパミンに関しGoogleさんに聞いてみると「ドーパミンは、脳内で分泌されるホルモンの一種で、神経伝達物質でもあります。快感や多幸感、やる気、学習、記憶、注意、実行機能、運動機能などをつかさどっています」と、わかりやすい解説をしてくれます。非常にポジティブな言葉が多く並ぶのですが、現代においては、ドーパミンを出し続ける仕掛けを提供することで、広告をたくさん見てもらったり、物やサービスをたくさん買ってもらったりする経済活動が成り立っています。

 

どの本か忘れましたが、脳機能学者である苫米地英人さんが、私に電通を数日貸してくれたら、どんな物でも大量に売る仕掛けを作ってあげる、といった文を書いていました。かれこれ20年弱前に読んだ本でしたが、苫米地さんがどの程度関与したかはわかりませんが、彼が宣言した通りの経済活動が、令和の現在に繰り広げられていると思います。

 

かくいう私もドーパミン中毒者を自覚しており、仕事上がりにビールを飲みながらインターネットを使い映画や動画サイトを閲覧し、映画を提供する物販サイトが提案する商品を大量に購入して、使わなくなったら捨てるかフリマサイトでお譲りしています。「スーダラ節」の時代は、お酒に酔っている時には外見に鮮明に現れ、外から見たらみっともない光景なのですが、令和の時代の「酩酊状態」は、外見に現れづらいのが恐ろしいです。

 

YouTubeさんは、そんな私に最適なおすすめ動画を提供してくれます。本当にタイミングがぴったりです。これを見て結構目が覚めました。ブログに上手に貼り付けられないので、タイトルのみ挙げておきます。『【海外で1300万回再生】SNSや音楽を1週間完全にやめたらどうなるのか? | ドーパミンデトックス』この動画や関連動画は、ドーパミン中毒者への良い処方箋となります。まずは私自身で試してみます。

 

*最近、アベマブログに毎日のように投稿している行為も、ドーパミン中毒のなせる技なのでしょうが。