最近は、コンビニエンスストアに並ぶ書籍の中で、興味深いものが多く見られます。トランプ大統領に関する陰謀論的な本、生成AI、日本の歴史、投資など。コンビニエンスストアに並べる本は、他の商品と同様に、データに基づき選別していると思われるので、田中角栄さんに関する本も、それなりのニーズがあると考えました。
田中角栄さんは、昭和の時代を疾走した第64、65代の内閣総理大臣であり、私が物心ついた時には、ロッキード事件で失脚しており、大活躍していた時代をよく知りません。しかし田中角栄さんに関する書籍を色々と漁るうちに、彼のパワフルな活動履歴や、人心掌握術について、さまざまな逸話を通して知りました。
特に、お金と、冠婚葬祭に関するエピソードが多く書かれており、お金に困った他党の人に、何も聞かずお金を渡すエピソードや、石破現首相に関する書籍に書かれていた、彼の父の葬儀を、地元の鳥取とは別に、東京で盛大に挙げたエピソードを読むと、怪物のような人心掌握の人だなと思いました。
令和の時代、「田中角栄は?」と聞くと、「政治とカネ」の元祖と思う方が多いと思います。石破茂氏や、以前の首相が、商品券を茶封筒(?)に入れて若手議員に渡す因習があったとニュースやワイドショーで騒いでいますが、田中角栄時代は、茶封筒の中に現金が入っていたのでしょう。
昔から、国会議員になると自らの資産を食い潰す旨の話があり、国会議員は(当時の)資産家の仕事である旨の記述を読んだことがありますが、令和の今に至っては、政治家は世襲の仕事で、金儲けの手段になっていますね。金儲けの手段と言っても、政治活動を行うにあたっては大金が必要で、バックボーンのない1年生議員にとっては大きな負担なのでしょう。石破さんは、田中角栄さんを見習い、商品券以外にもいろいろな便宜を図ったであろうことは邪推できます。
私が田中角栄さんをすごいと思うことは、政治家の職業を金儲けの手段ととらえず、国民の利益を第一に考えて行動に移した人であると、さまざまな書籍を読んで感じることです。今の時代に求められているからこそ、田中角栄さんの本が売れているのかと思いました。これにはたくさんの異論が出てくるでしょうし、令和の時代に田中角栄さんが再登場していたら、コンプライアンス違反、あるいは外国の勢力により失脚させられてしまうのでしょうが、私は、田中角栄さんの直弟子であった石破茂さんに、淡い期待を寄せています。今年2025年の夏には、失脚する可能性が高いといえども。




