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DJバトルへの道 vol.1
僕は趣味でDJをやっています🎧🎚️🔈
たまに「ジョンさんはDJが仕事なんですか?」と聞かれるのですが、
DJはあくまで趣味で、本業は保健師の仕事をしています。
主に高齢者の介護予防や健康指導などに携わっています。
DJといっても様々なジャンルや分野があるのですが、大きくは2種類に分かれます。
①ナイトクラブで音楽をかけて、お客さんを盛り上げるDJ。
②技術を競い合うDJバトルの大会で、他の出場者と戦うDJ。
前者をクラブDJ、後者をバトルDJといいます。
DJジョンはバトルDJです。
DJを始めたころはクラブDJでしたが、なぜバトルDJになっていったのか、その経緯を振り返ってみます。
広島Perfumeナイト(Hiroshima Perfume Night)
12年前にDJを始めた僕は、Perfumeの楽曲をメインにかけるクラブイベントでDJデビューをしました。
僕たちがやっていたDJイベントは
「広島Perfumeナイト」
略してHPNと呼んでいました。
イベントの企画もやり、DJとしても出演するというスタイルで、僕のDJ人生は始まりました。
※DJを始めるきっかけとなったのは、大好きだったPerfumeの楽曲でDJをする仲間と出会ったことです。
以前のブログに書いているので、興味のある方は読んでみてください👇
その頃のPerfumeは、爆発的な人気を誇っていたので、HPNは毎回お客さんがパンパンに入って大盛況でした🙌
Perfumeは広島出身のアイドルなので、全国ツアーとなると、必ず聖地広島でライブが行われていました🍁
HPNは、戦略的に考えられたDJイベントであり、広島でPerfumeのライブが行われたその日の夜に、広島の繁華街にあるクラブで開催していました。
ライブ終わりの興奮が収まらないお客さんを狙ってフライヤーを配ったり、SNSを活用して集客的にも成功していました。
HPNの特徴として、DJタイムだけでなく、Perfumeのダンスを踊るフリコピユニットの女子が大人気だったので、彼女たちのダンスショーケースを売りにしていました。
フリコピユニット目当ての男性ファンを多く集めるというのも、集客の大きな要因でした💃✨
イベントに来るお客さんは、基本的にPerfume楽曲が好きな人ばかり。
HPNは、Perfumeの曲をかければ何でもかんでもドッカンドッカン盛り上がるという、
DJとしては非常に恵まれたイベントでした💣💥
Perfumeの曲だけではDJ側も飽きるし、楽曲も尽きてしまうので、その中に自分が好きな他のアーティストのクラブミュージック、アイドルソングなどを混ぜたりして、各DJは工夫をこらしながらイベントを盛り上げていました。
クラブにパンパンに入ったお客さんが、自分のDJで踊り狂ったり、飛び跳ねたり、歓声が飛び交うさまは、まさに圧巻。
まるで自分がスターDJになったような、本当に気持ちのいい瞬間でした🌟
HPNの歴史をまとめてくれた動画を見つけたので、見るとどんな雰囲気か伝わると思います。
2015年だから9年前か…懐かしい👇
誰が一番上手いDJなのか
そのように恵まれた環境でのDJデビューでしたが、HPNでDJイベントの経験を重ね、自分のDJ MIXの技術が成長するにつれ、
「俺は初心者ではなくなった。ちゃんと毎回お客さんをブチ上げている」
という自信を持つようになりました。
そして、盛り上げで他のDJに負けたくないと思うようになります🔥🔥
時には、「自分が一番お客さんを盛り上げたな」と感じる回もありました。
HPNが終わった直後には、各DJのTwitterのフォロワーが増えたり、イベントの感想ツイートがタイムラインに書き込まれて盛り上がるのが常だったのですが、
「DJ Gさん、やっぱり最高!」
「GさんのDJで盛り上がった~!」
など、DJ G君への称賛であふれることが多かった。
このDJ G君は、Perfumeイベントが始まる前から、ネット上にDJ動画を上げていて、ニコニコ動画やYouTubeの再生回数は100万回を超えており、Perfumeファンの間では全国的な有名人。
DJプレイはもちろん上手かったのですが、Perfumeファンは「有名人である」という点でことさらG君を絶賛し、もてはやしている様子が気になりました。
「俺が一番盛り上げたはずなのに、知名度のあるG君だけがもてはやされて、なぜ俺は認めてもらえないんだ?DJの実力で判断してほしい」
そのような考えを持つようになりました。
有名人=DJが上手い
そういうノリが許せなかったのです。
今思うと、少し練習すれば誰でもできる簡単なDJ MIXだったし、誰がかけても盛り上がる状況の中でのDJプレイだったので、他のDJと比べても技術的にはどんぐりの背比べだったと思います💧
しかし、怒りや悔しさはモチベーションになる。
誰が一番上手いDJか、勝ち負けをハッキリさせたいと思うようになりました。
Perfumeイベントでは勝敗はつかない。
そもそもクラブDJは、誰が一番盛り上げたかを競うものではないのですが…なんせ負けず嫌いなもので😁💦
Perfumeイベントは、年に一回くらいのペースでやっていたので、その合間を縫って、他のジャンル(Perfume以外のアイドル、J-POP、K-POPなど)のDJイベントも企画して開催するなど、DJとしての武者修行のようなことをやり始めました⚔️💥
すべてはDJのスキルアップのためです。
HPNは、広島では珍しくお客さんをめちゃくちゃ呼ぶクラブイベントとして一部界隈で有名になったので、HPNの代表として他ジャンルのDJイベントに呼ばれてプレイすることもありました。
元々は単なるPerfumeファンだった僕は、どんどんとDJの魅力にハマっていき、この頃からPerfumeを追いかける事より、どうすればDJが上手くなれるかを追求していくのが楽しくなっていきました。
ターンテーブリズムとは?
改めてDJの世界について調べてみると、ターンテーブル(アナログレコードプレーヤー)2台とミキサー(音を混ぜる機械)を使ってDJの技術を競う
「ターンテーブリズム」という世界があることを知ります。
僕はターンテーブルではなく、DJコントローラーという、ターンテーブルを模した初心者向けの機材でプレイしてたので、まずは金を貯めてターンテーブルとミキサーを中古で買いました。
アナログレコードも色々と買い漁りました。
【DJコントローラーの例】
【ターンテーブリズムの機材の例】
8年前くらいからターンテーブルとアナログレコードでのDJを練習し始めます。
ボタンを押せば音が出るDJコントローラーと違い、アナログでのDJプレイはターンテーブルの上にレコードを置き、アームの先につけた針とレコードの溝を合わせる作業から始まります。
レコードの溝が一本、針からズレるだけで出したい音から外れます。
かなり細かい技術が必要です。
曲と曲のテンポを合わせるのも、コントローラーはボタンを押せば自動的に合わせてくれる機能があるのですが、アナログは自分の耳で音を聴いて、手動でテンポフェーダーという部品を物理的にスライドして合わせるしかありません🎚️
アナログのプレイは、普通にDJ MIXをするのもかなり練習が必要でした。
なんとかMIXができるようになると、次はターンテーブリズム特有の技術「スクラッチ」に興味を持つようになります。
スクラッチというのは、レコードを擦って「ズクズク」とリズムを刻む、例のやつ🎧
スクラッチは英語で「引っかく」という意味を持ちます。
レコード前後に擦ることで、針で意図的に引っかいた音を出し、それをリズミカルに繰り返すことでまるで演奏をしているような技術になります。
その頃は今のようにYouTubeで「簡単にできるスクラッチ講座」みたいな動画はなく、外国人のDJがスクラッチをしているけど、何を喋っているかは分からない動画や、ニコニコ動画で唯一スクラッチの動画を上げている「DJ中島」という人のプレイを見て、なんとなく独学でやっていました。
DJスクール「SDC」への入門
スクラッチはとても奥が深く、技の種類や組み合わせが多くてかなり難しい技術なのですが、
「独学でなんとなくやっているけど、このやり方で本当にスクラッチができているのか?」
という疑問を持つようになります🧐
そんな時、以前HPNにお客さんとして来てくれていた知り合いが、
「広島にDJスクールができるよ!無料体験もあるから行ってみたら?」
と教えてくれました。
それを聞いた僕は、すぐさまそのDJスクール「Scratch Delights Co.」通称SDCの無料体験を受けました。
講師の方のスクラッチや2枚使い(という技術があるのです)を目の当たりにして、
「ターンテーブリズムって面白い!この先生に教えてもらって上手くなりたい!」
と思い、その場でスクール入会の契約をしました。
その講師が、僕が今もDJを教わっている師匠のDJ DOM-AUTOさんです。
DJバトルの世界大会で2位になった実績を持つ、ほんまもんの凄腕DJです💪✨
そのスクールには、DOM-AUTOさんがSDCを立ち上がる前からDJを教えていた(師匠は広島パルコにある島村楽器でDJ講師をしたり、自宅で個人レッスンをしていた)先輩たちがたくさんいました。
彼らは、DMCという世界最高峰のDJバトルの日本大会中四国予選に出たりしていて、本当に上手いDJが多かった。
中には、DJを教える側になった人も数名います。
バトルDJで、日本人で一番有名だと思うのが、Creepy NutsのDJ松永。
彼は2019年のDMCバトル部門の世界チャンピオンです🏆
この動画を見てください。
まさにこれぞターンテーブリズムです👇
先輩たちがDJバトルの大会に出て、勝ったり負けたりしている、ヒリヒリした現場の雰囲気を目の当たりにして
「俺が求めていたのはクラブDJではなく、誰が1番上手いかを戦って決めるバトルDJの世界だ」
と感じました。
とてつもなくハードルは高いけど、ターンテーブリズムを学んで、DJバトルに出場したいと思うようになります。
~vol.2へつづく~



