NY市場の原油先物相場が、初の100ドル/1バレルの水準に達したそうです。
途上国の需要増加と、産油国の政情からくる供給不安によって、ここ数年の原油相場は右肩上がり。
100ドル越えは時間の問題といわれていましたけれど、2008年に入って早々に越えてしまいました。
パキスタンやナイジェリアの政情不安を材料に、サブプライム問題で行き場をなくした投機マネーが原油に流れ込んでいるらしいです。
お陰で燃料が安くなる見込みは無し・・・
物価も全体的に上がって、家庭生活にも影が広がりつつあるようで。みなさんもお嘆きのことと思います。
そんな中、世界中で石油代替エネルギーの開発競争が行われています。
バイオエタノール・バイオディーゼル・水素・DME・天然ガス・・・雨後のタケノコのごとくもう色々。
そんな中、最近の流行はFTDというヤツ。
水素と一酸化炭素を化学反応させて作られる合成燃料らしいです。
原料の水素と一酸化炭素は石炭や天然ガスや生ゴミから簡単に得られるから、石油が枯渇しても大丈夫!
しかも石油由来の燃料より性質が安定していて、燃やしても排気ガスがキレイってのがウリです。
聞いてるといいことばかりな新燃料ですが。実はこれ、1920年代にすでに開発されていたそうです。
ドイツの化学者が製法を発明して、第二次大戦中に燃料不足を補うために製造していたとのこと。
日本でも人造石油の名で、北海道を拠点に製造されていたようです。
「ガソリンの一滴は血の一滴」と言われていた時代の技術が、石油が潤沢な時代にはコストが見合わず忘れられていて、昨今の原油高で急に注目を浴びたってわけですね。
こういうのを見ていると、人間社会って案外進歩しないものだと思います。今度はエネルギー危機との戦いというわけですか・・・
今度は、誰が勝つのでしょう?わたしたち人類であることを願いますね。

