宮島の鹿について
6年くらい前より個人で関わらせて頂いてきました宮島の鹿問題について、皆様にも知って頂きたくこの場をお借りします。
最初に説明をさせて下さい。奈良の鹿は、天然記念物として大切に保護管理されていますが、宮島の鹿はあくまで野生動物とされています。従って、写真の子の様に骨折や怪我をしている鹿を宮島に渡るたびに見かけますが、決して良い環境で保護治療が受けられる訳ではありません。初めて宮島にイチ観光客として見学に行った際、何かしなければ‼︎という衝動に駆られたのは今でも鮮明に記憶しています。
⚫️宮島の問題
数年前まで宮島では鹿せんべいも販売されており、市街地には沢山の鹿が人から食べ物を貰い生きてきた。しかし、住民からの糞尿や郵便物を食べてしまうなどの苦情もあり鹿せんべいを販売していた方もご年齢により販売をやめてしまい、今まで市街地で食べ物を貰っていた鹿たちは瘦せ細っていき、その鹿たちが新聞に掲載された事により国内に留まらず海外にも知れ渡る事になった。現在、島では餌やりは原則として禁止とされているが、観光客が自分のゴミを鹿に食べさせたりするなどして問題が絶えない。島には鹿がゴミをあさるという事からゴミ箱が設置されておらず、観光客はゴミを捨てる場所がない為に、食べ歩きをした竹串、ビニール袋、使用済みのティッシュ等何でも食べさせてしまう人間が後を絶たない。又、鹿に対する虐待も絶えない。脚を切断する、イタズラで鹿の口を縛る等。地域猫の問題によく似ていて、住民の方々も鹿を心配する方もいれば鹿を毛嫌いする方もいる。現在、島外から餌やりに通っておられる方のおかげで何とか生きているが、それが無くなればどうなるのか…。
本来は、自然の中で生きていけば良いが、鹿は島のマスコットとしてもお土産グッズに使われ、鹿が一匹もいなくなるのは困ると、少量の餌だけを与えるお土産屋もいる。又、鹿が自然の中で生きていくのに充分な食料があるとは言い難い環境でもある。
6年前から未だに問題は変わっていないが、私は私なりに答えを探して餌やりに通っています。
人間の食べ物を与える観光客。
酷いと消化すら出来ない物を与える人間がいる。
特にビニールや竹串は大変危険です。
やめて下さい。