昨日、市会の傍聴に行ってまいりました。
署名提出の際に、藤野先生、田中さん、喜多さん、月持さん
を始め皆様にご尽力頂きました。
更新が遅れがちになっておりましたが、変わらずセンターには
足を運んでおります。
何が必要か見定め、上原先生のお力も加わり
より具体的に話を詰める事が出来ました。
以下代表質疑抜粋です
↓
<上原>
犬猫殺処分削減を目指す愛護行政において
1 動物管理センターの在り方について
神戸市で飼い主不明として保護、また飼い主からやむを得ない事情で引き取った犬の殺処分数は、平成25年度が107頭なのに対し、今年度は2頭と、大幅に改善されています。...
この背景には、平成25年5月に須磨区で保護され、後に譲渡希望を申し出た市民から「ナナ」と名付けられた犬が、譲渡希望者がいたにも関わらず、譲渡対象外とされた上で保護期間中に動物管理センターで衰弱死してしまったことがあげられます。
保護期間中は飼い主を探すための1週間なので、その期間中に譲渡できないのは分かりますが、保護期間後に譲渡対象となるのか?という問い合わせに対し、担当者が「老犬で腫瘍があるので、譲渡対象にはなりません」つまり神戸市で定める保護期間の1週間が終わると高齢であり疾病を有することを理由に殺処分するという趣旨の回答をしていたことから、著しい衰弱状態を知りながら、ナナを病院にも連れて行かず見殺しにした。もっと悪くいうと、ナナが衰弱死したと動物管理センターが言う翌日の電話対応でも、既に亡くなっていることを全く感じさせない不自然さがあったことから、殺処分したことを隠し衰弱死したと言っているのではないか・・・とまで疑いが持たれ、全国の愛護団体から非難された「ナナ事件」というものです。
私は、このナナ事件を蒸し返し、議論するつもりはありませんので、これについての答弁は一切不要です。申し上げたいのは、ナナ事件をきっかけに集められた署名が神戸市に提出されたことにより、要望内容に沿って、「神戸市動物の譲渡実施要項」が改正され、これまで譲渡対象外として殺処分されていた「高齢、あるいは疾病を有する犬・猫であっても、適切に飼育管理ができる者に対しては譲渡できる」ことになり、譲渡団体の多大な協力により、犬の殺処分数がゼロに近づいたということです。また、この署名活動により、それまで行われていた炭酸ガス機の中で犬・猫を酸欠状態にして処分する方法を廃止し、麻酔注射による安楽死に100%変換する要望も受け入れられ、現在炭酸ガス殺処分機は使われておりません。
これらの状況、また、神戸市としても今年度予算で愛護事業を充実させ、譲渡推進室の整備による譲渡促進、また猫の繁殖制限のための制度や予算も約5倍に拡充していることからも、神戸市動物管理センターも、国の動向・法律の転換に従い、人の健康に影響を与える動物を「保護(捕獲)し管理する」施設から「愛護し管理する」施設へ、名実ともに転換すべき時期に来ているのではないでしょうか?
そこで神戸市動物管理センターの名称を、「動物愛護センター」等に変更することを提案します。これは単なる名前を変えるだけの問題ではなく、職員の意識改革とともに、市民や専門的なNPO、先進的な他都市などからの具体的アイデアを受け入れることで、同施設が市民の皆さんへのPRにも役立つことを後に述べさせて頂きます。
<玉田副市長>
施設の名称は目的や機能がわかる方が良い。
政令市18センターの半分が愛護と入っている。
名称より業務内容の充実を目指したい。