アイドル・グループになりたかったのでなってみたら | crossfire

アイドル・グループになりたかったのでなってみたら

実に珍妙なモノになりました。


23日にリリースされたBiSデビューアルバム
Brand-new idol SocietyBrand-new idol Society
Bis プー・ルイ

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ソロアーティストだった「ニューエイジ・ロック・アイコン」ことプー・ルイが「私、アイドルになりたい...」とオーディションでメンバーを集め、4人組のアイドルユニット「BiS」として改めての第一歩を踏み出したのであります。その経緯は「ototoy」の特集記事のバックナンバーを参照していただくとして、リリースに合わせてメンバー自らブッキングして予定されてたインストアイベントが震災の影響で軒並み中止になるという状況の中で、リリース当日に東京・阿佐ヶ谷ロフトAにて「レコ発ワンマンライブ」が急遽開催決定。昨年6月頃にプーちゃんからTwitterでフォローされたことでその存在知って以来、主に「ニコニコ生放送」で動いてる姿を見てはいたけど実際にライブを見ることのないままソロとしての活動は終了、ユニットになってからこの日が個人的には初のライブ参加。

$crossfire-BiS

(写真:リリースお祝いのケーキ贈呈の場面 左からヨコヤマリナ、ナカヤマユキコ、プー・ルイ、ヒラノノゾミ)

今回のライブは「アルバム収録曲全13曲を全部披露する」という企画だけど、ちょっとヒネって「くじ引きで歌う曲を決める」という展開に。13曲ということでトランプのA~K+ジョーカーの14枚のカードを引いて出た数字のトラックナンバーの曲を歌う。ジョーカーはもちろん「ワイルドカード」として引いたメンバーが自由に曲を選べるという。しかしそこはお約束でカブる曲続出。特に、曲中のパフォーマンスでヘッドバンギングを取り入れてるので肉体的負担の大きい『パプリカ』を3回も歌うなど狙った以上におもしろい展開になったし、1曲歌うごとに抽選を行うのでトークの分量も多いし、プーちゃんはトークにちょいちょい下ネタ(例:「このアルバム売れなかったらソフト・オン・デマンド行き」)を混ぜるわで、それはもうかなりおかしい内容に。結局、ラスト3曲は抽選になってない抽選でなんとか約3時間で全曲歌い切って無事お開きに。メンバーそれぞれがアイドルになりたくてなったユニットではあるけれど、結果的にどの既存のアイドルとも似ても似つかない個性的過ぎるモノになってしまってるのがスゴい。音楽的にも、いわゆる「アイドルポップス」とはまるで異なるロック寄りの楽曲なので、とにかく独特。どちらかといえば『Brand-new idol Society』よりはプーちゃんのソロアルバム
みんなのプー・ルイみんなのプー・ルイ
プー・ルイ

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のほうが実はアイドルっぽいノリがある感じなのがまたおもしろいというか。


終演後の物販にて、メンバーと初対面。改めて見るとそれぞれ個性的でかあいい。実際にライブを見た感想としては、正直いって万人受けはしないと思うけど、BiSにしかないモノがたくさんあるので少しでも興味があるひとはぜひ実際に見て判断していただきたく。自分はもちろんこれからもチェックしていきたいと思っております。とりあえず、次に見れるのは開催延期で日程未定なタワーレコード新宿店のインストアイベントと、ライブ中に発表された来月のワンマンライブの予定。