激動の1年 | crossfire

激動の1年

さて、今でこそ「昔からのAKBヲタ」のような顔をしているワタクシではありますが、本当のことをいうと、実はそうでもない。

思い返せば、秋葉原48劇場がオープンしAKB48(オリジナルメンバー、のちのチームA)が誕生したのは2005年12月。自分が劇場デビューしたのが2006年2月。翌月には当時の推しメン宇佐美さん卒業、4月にデビュー直後のチームK公演を鑑賞。というのが「ファーストコンタクト」の大まかな流れ。今では考えられないことですが当時のチケットは\1,000だし、平日なら開演直前でも普通に買えるというユルさ。まあ当然といえば当然ですが。

とはいえ、このあたりから徐々に観客動員も増え始めたし、個人的にヲタ活動は他のところに注力していたのもあって、現場から遠ざかることに。それでも、当時からたかみなだけは密かにこっそり応援してはいたけれど。

そんな自分も紆余曲折あって、再びAKBの現場に戻ってきたのは2008年3月。シングル『桜の花びらたち2008』発売記念握手会で、初めてたかみなと握手。4月にはキャンセル待ちでどうにか潜り込んでチームA公演「高橋みなみ生誕祭」に参加。「テレビで毎週見られる」というのもあってこのあたりから徐々にAKB界隈に引き寄せられ、そして10月。


シングル『大声ダイヤモンド』リリース。


この頃から『AKBINGO!』がきっかけで宮澤さんにハマり『大声…』PVでまゆゆにハマり、個別握手会というものにも手を出し、さらに11月にはたかみな率いる新ユニット・ノースリーブスもデビュー。

以降は、まさしく「坂道を転げ落ちるように」AKBがヲタ活動の中心に。とはいえ、これはあのタイミングで『大声…』という名曲が投入されたからこそ、の展開ですよ。もし違う曲だったら、果たしてここまでハマったのか。

それはAKB自体も恐らく同じで『大声…』で文字通りブレイクし、SKE48とスーパールーキー・松井珠理奈という援軍もあってその勢いはさらに加速。シングルのセールスは急上昇するわ海外進出はするわ選抜総選挙はするわ武道館公演は成功するわ応援したジャイアンツはリーグ優勝するわ、で今や「アイドルといえばAKB」という時代に。たった1年でここまで状況が激変するとはさすがに予想できなかったわけで。


そんなAKBも来月にはニューシングル『RIVER』をリリース。『大声…』から続いた「甘酸っぱいキラキラ青春ソング」路線から一転、グループとしてのダイナミズムを全面に押し出した力強い楽曲で勝負に出るという。各チームの戦力の均衡化と底上げを図るためにメンバーをシャッフルするという「賭け」と共に。

あくまでも私見ではありますが、ここは1年前のように「何か」が動き出すポイントになるかどうか、の非常に重要な時期ではないでしょうか。その先に待ち受けているものは何なのか。期待を持って見ていきたいと思っております。