推しメンなき握手会の果てに | crossfire

推しメンなき握手会の果てに

23日、秋葉原48劇場にて開催されたAKB48ニューシングル
大声ダイヤモンド(DVD付) 大声ダイヤモンド(DVD付)
秋元康 井上ヨシマサ 野中“まさ”雄一

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発売記念握手会に参加。この日は前日に仕事が休みになることが決まったので、急遽参加することに。今回のシングルは普通に買いたいと思ってたので「どうせ買うならついでに握ってくればいいじゃない」というわけであります。




だが、しかし




今日の参加メンバーにたかみなの名前は、ない。ってか、推しメンがひとりもいやしねぇ。今回の握手は参加メンバーの中のひとりとだけ握手ができるというシステムなので、推しメンがいればありがたいけどいないと面倒なことになるという罠。そうした中でこの日の参加メンバーで検討した結果、前日放送の『AKBINGO!』でいい味を出してた宮澤佐江さん(チームK)で手を打つことに。

朝 10時の受付開始時刻に現着、平日にもかかわらずヲタの群れで大変なことになっている販売会場の様子を確認。結局16:30(6回目)の回に参加することに決定。この回はチームKを中心に上は大堀(25歳)から下は奥ちゃん(12歳)まで、というメンツなので見るだけでもおもしろそうな予感。一旦劇場を出て食事やら何やらを済ませて16時過ぎに再び劇場へ。CD購入で参加券を確保して開始を待つ。

数分押しで劇場のドアが開いて握手会スタート。ホール下手側の壁にメンバーが並び、座席の間をメンバーごとの通路にして導線を確保する形に。一番手前が奥ちゃんで列もほとんど伸びてなかったのでついうっかり奥ちゃんの列に入りたくなったけど思いとどまってステージに近い側の宮澤さんの列へ。前にひとりしかいなかったのですぐに自分の番が。元気よく「こんにちわー!握手は初めてですよね?」と笑顔で右手を差し出す宮澤さん。


いや、これが見事にかあいかった。


どちらかといえば「ボーイッシュ系」な印象があった宮澤さんだったけど、実際にはニット帽にそれほど長くはない髪をふたつ縛りにしてて実にかあいかった。早速、昨日の『AKBINGO!』ネタ
「新コーナーでファーストフードの店員の体で『いらっしゃいませご注文は?』というところを宮澤さんは『いらっしゃいませご主人さま!』といってしまいスタジオ大爆笑」の図
を振って「あれは台本だったんスか?」と聞いたところ、苦笑しながら「わ、わざとですよっ!?」とかわすところがまたナイス。「あのシーンが良かったので握手しに来た」と伝えたところでスタッフに流されて終了。

というわけで今日からチームKでは宮澤さんを推すことになりましたよろしくお願いいたします。握手のあとに「ヤベぇ、もう1枚買ってこようか?」と思わせるくらいのパワーが宮澤さんにはあった。いや、素晴らしい。

それにしても、このシステムでの握手会は初参加だけどウワサ通り「握手待ちの列の長さ」で客観的な人気が一目瞭然になるというのはある意味残酷な話であります。ちなみにこの回の一番人気は宮澤さんの右隣にいた大島優子さん(チームK)でありました。という感じで、今日のイベントは終了。次にここに来るのは明後日なのか、それともチームA公演なのかK公演なのか。

そして、劇場盤CD購入特典の生写真は、宮崎美穂ちゃん(チームA)。うむ、悪くない。

大声ダイヤモンド

作品のほうは『大声…』はキャッチーなメロディと若さ溢れるスピード感がたまらない名曲。初めて聴いた時、一発で気に入ったですよ。しかし、その初めてちゃんと聴いた瞬間というのが実はラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』10.20放送分で、曲をかけた直後に例の「アナザージャケット19種ランダム封入/生写真全90種」特典商法を痛烈に批判。自身のオリジナルDVDがリリースされた直後なのにかけて「ウチの事務所にも大島(麻衣)さんとかいるんだから大島さんのスタッフに聞けばDVDが売れる方法を教えてくれるんじゃね?」的論法で攻めるのには笑った。

ところで、今回ジャケ写や選抜メンバーのセンターポジションで大抜擢されてるのがAKBではなくSKE48の松井珠理奈ちゃん!1997年生まれ!11歳!小学校6年生!……とんでもねぇことしやがるぜ秋元の野郎。確かに小学生にしては大人びてるけど、それでいてやっぱり子供らしい線の細さもあるという。スゴいよねこのコは。

そしてDVDに収録されているミュージッククリップがまた素晴らしい。「高校の文化祭のステージで有志が『大声…』を披露する」という 設定の学園ドラマ仕立て。同じくドラマ仕立ての『会いたかった』も名作だったけど、今作も楽曲の熱さを見事に映像化。一応主役は世界のマエアツだけど、宮澤さんが男前かつ非常にに重要な役でフィーチャーされているのが良い。もちろん、たかみなも中心メンバーとして目立ってるし、他のメンバーもそれぞれが生きててナイス。この、グループとしての熱量というかダイナミズムはAKBだからこそ出せるモノでありましょう。

そして劇場盤DVDのみ収録の「告白映像」がまた強力。『大声…』の歌詞のキーワードである「大好き」というセリフを選抜メンバー(五十音順)が それぞれのシチュエーションで表現。この「告白の連発」がまたスゴい。自分の推しメンの映像には悶絶すること間違いなし。特にたかみなは「こんな女のコら しいたかみなは見たことがない!」というくらいの強烈な一発。そして宮澤さんも、実に「宮澤さんらしい」勢いのある一発。これはヤバ い。ちなみにDVDには「SKE48の軌跡」という映像も収録されてるけどまだ見てねぇ。

c/w『109(マルキュー)』も、AKBらしい懐かしい雰囲気のアイドル歌謡。という感じで、満足。