
カバーを外した状態ですがシンガー モナミです。
新しいミシンが欲しいって事でご来店されたのですが軽いミシンをご要望です。
コンパクト&軽量ミシンは中の作りが華奢ですよって話をすると通販で購入
したのがそうだったとの事。
よくよくお話をすると40年ほど前のシンガーミシンを使用していたが故障し
ミシン屋2軒に診てもらったとの話。
最初のミシン屋には「直らない」と言われ2軒目のミシン屋は「部品が無かった
がなんとか対応出来て直りました」って事で持ち帰ったがしばらくしたら縫え
なくなったとの事。

下軸ギヤが悪かったので下軸を抜きました。

左が取り付けてあったギヤで右がこのミシンに対応してるギヤです。
見て分かる通り形状(大きさ)が全く違います。
通常ギヤは面と面が噛み合ってその動力を伝達するものです。
しかしギヤの直径が大きいものだからギヤの角の所のみで
噛み合わせたみたいです。
写真を撮ってたら分かりやすかったのですが…
つまり面と面では無く点と点だったわけです。
そりゃ、すぐに駄目になるわ(笑)
樹脂に金属用のグリースを塗るのもいかがなものかと…
引き取りにおいで頂きご納得いくまで縫ってもらいました。
ミシンを販売し損ねたけど、喜んで頂けましたので良しとしよう。
ブラザーBC-4000の修理依頼がありました。
症状は「動かない」です。
プーリーを回そうにも動きません。

そこそこの埃具合ですね。


針棒機構の所にも僅かではありますが埃があります。
天秤には糸の巻き込みを発見!!
釜軸ギヤの箇所にも糸の巻き込みがありました。
しかし、なかなか取れません
これは釜を取り外した方が早そうだし確実です。


どちらもこの後、清掃を済ませました。
さて動かない原因ですが当初は単純に油切れと考えてたのですが
注油を済ませ徐々になじませて動いてきましたが一部の箇所で
重くなります。
調べて行くと怪しい箇所を発見しました。
ある稼働箇所なのですが分解すると僅かな埃が入りこんでました。
ほんの僅かな埃なのですが、こんなにも重くなるのですね。
そういえば先日拝見したBL72Sも「音がうるさい」ってことでしたが
同じ箇所に入り込んだ僅かな埃が原因だったな~。

入院してる父のタオルを新調したので古いタオルを雑巾にしました。
実際には6枚作りました。
使用したのはこのミシン!

シンガーのスクールミシン5151です。
直線専用のミシンです。
昔ながらの足踏み電動モデルです。
しかしこのミシンがなんとも使いやすかったのです。
今のミシンのように定位置停止ではないけれど安心して縫えるんです。
よくよく考えてみるとこのミシン、針棒の遊び(ガタ)が殆ど無い。
通常ジグザグミシンはその構造上針棒最下点で針棒を前後左右に動かすと
それなりの量で動くんです。
しかしこのミシンは

赤丸の位置で針棒が完全に固定されてる為にほとんど動きません。
だから目飛びの確率は低く針折れもしにくいのです。
安心して縫えます。
水平釜だしパワーもあります。
いいな~これは店用でなにか縫う時の為に大事にしとこう。
面白いミシンの修理が来ました。
同業者さんからの依頼です。

ベビーロック EF-205Tです。

以前ご紹介させて戴いたEF-205はこちら

EF-205は1本針2本糸ミシンですがEF-205Tはさしずめ1本針1本糸ミシンです。
同じ仲間としてはチェーンステッチ(1本糸仕様)とか工業用のボタン付け
やスクイ縫いがありますね。
種類としては単環縫いになります。
修理依頼は目飛び(縫えない)です。
単純に針とルーパーのタイミングの問題かと思いましたが微調整をしても
上手くいきません。
なんだか動きが変なのです。
どうにも上軸と下軸の動きの同調性が悪い気がしました。
その辺りを再調整して再度、針とルーパーのタイミングを合わせ直すと
ドンピシャリ
このミシンの縫い方は

針糸をルーパーが引き上げて

ルーパが引き上げた糸を針が引っ掛ける

その繰り返しで縫っていきます。

縫い目はこんな感じでかなりユルユルです。
2枚重ねて縫って

広げます。
そう、このミシンは2枚の生地をつなげる継合わせミシンなのです。
現在はこんなミシンは販売されておりません。

ダーッと縫いまして

目飛びが無い事を確認しました。
本来ならばロックミシンと同じようにメスで生地の端を縫いながら
カットしていくのですが何故かメス機構は取り外してありました。
もったいないな~。
は後を絶ちません。
先日お持ち込み戴いたミシンの補助テーブルに入っていたボビンです。

ま~なんてカラフル!! じゃ、ありません。
ボビンの数が不足してるからか、糸の上に再度巻く事の繰り返し…
同じ色があちこちに見受けられます。
一番無駄な使用方法です
絶対にやめて下さい!ってまでは言いませんがきちんと縫う為の
準備って観点からすると、アウトでしょうね。
コントローラーが販売されていた。
以前はモーター側にその機能が有る機種が販売されてたが製造中止
となってますから、思わずポチっちゃいました。
送ってきた商品です。

HIGHとLOWの切り替えスイッチがついてます。
さー早速、試そうとミシンにつないでスイッチオン!
まずはHIGHからとペダルを踏み込む! 動かない…
LOWに切り替えてペダルを踏む! 動かない…
このミシンには対応してないのか…とYDKのモーターに取付 一緒だ…

どうやらこの根もとで断線しているようです。
ここを動かすと時々動きます。
送ってきた時に根もとからクイって曲げてあったから少し心配だったん
ですよね。
出品者様に連絡すると丁寧にキャンセルの申請と商品はこちらでの処分
を依頼されました。

分解して中をクリーニングしました。
真ん中の突起物の下にあるのがスイッチ、上にあるのが可変抵抗器かな?
その上の2本線が先程の切り替えスイッチにつながれてます。
別のコントローラーを犠牲にしてコードのみを交換しようかな?
処分依頼だから、いいでしょうね???
続く…のか?

セイコーの厚物用ミシンです。
写真は組立最中です。
なんとも重い!60kg位でしょうか?
7/28に組立てて7/29に納品でした。
今月末はこのミシンの納品とPR670Eの納品があり少しばたばたでした。
糸調子不良と返し縫い不良との事です。
試し縫いをしたところ

表です

裏です
はい、完全に下糸がつってます。
下糸が強すぎる、または上糸が弱すぎるパターンです。
しかし、その前に針に粘着性がある。
接着芯とか両面テープの類を縫われたのかな?
そんな時は針の中で唯一糊が付きにくいチタン針をご使用下さい。
針を交換して大釜の掃除をしていると内釜にも粘着性があります。
内釜は綺麗にふき取りました。
針自動糸通しが出来ませんでしたので修理です。

ここはこれで
送り歯の高さが微妙に低いですから少しだけ上げました。
糸調子は下が少し強い感じがしましたので少しだけ弱くしまして
上は標準のマークがある③④⑤の真ん中である④で試験縫い。

表です

裏です

このミシンの最大の特徴でありNuikiruの名前の元でもあります
たちめかがりです。

途中経過

完成です。

昨日は長崎市からスクール用の修理依頼がありましたので倉庫で修理しました。
以前は現地で修理してたのですが、ある程度の数がある時は持ち帰り
での修理となります。
本日は7台!微妙な台数ですが夏休みで急がないって事で持ち帰り
ついでの時に配達します。
スクールミシンの修理で全台数をこんなにしてるミシン屋は少ない
だろうな~

油差しです。
以前はよく見かけてましたし私もどこかに片付けた記憶があるのですが
どこに片付けたか記憶が無い…

現物はシンガーの工業用ミシン132K6に付いていた物です。

【MADE IN USA】が誇らしい。
今度、他のも探してみよう。